過去ログ - 奈緒「シンデレラガールズ」
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76: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/04/16(日) 23:30:19.27 ID:OlWwpJXf0
第4話 アリス・イン・アイドル部門


―――346プロ 社長室前


奈緒「社長から呼び出しって……あたし、なんかまずいことしたか?」

P「奈緒、社長の椅子に勝手に座ったりしてないよな?」

奈緒「してねぇよ! っていうか社長に会ったことすらないし!」

P「うーむ……奈緒が呼び出された理由は分からんなぁ。でも何もしてないんだったら、悪いことじゃないだろ」

奈緒「そうだといいけどさ」

P「それより俺が呼び出された方が問題だ。……何がバレたんだ? 社長の椅子でうたた寝したことか? それとも差し入れに持って行った弁当が賞味期限切れてたことか? いや、それともこの前こっそり落書きを―――」

奈緒「あんた色々やってんな! なんか社長に恨みでもあるのか⁉」

P「あるっちゃある」

奈緒「あるんだ⁉」

P「ま、堂々としてれば誤魔化せるか。入るぞ、奈緒」

奈緒「あんたは入らないほうがいいんじゃないか……?」


《コンコン》


???『入れ』


《ガチャ》


P「失礼しまーす」

奈緒「失礼します」

社長「よく来てくれた。私がこの346プロダクションの社長だ」

奈緒(社長って、女の人だったのか……しかも若っ⁉)

社長「君が神谷奈緒だな?」

奈緒「は、はい。はじめまして、神谷奈緒です」



P「そんで社長、俺らになんか用すか?」



奈緒「軽くね⁉」

社長「……もしもし人事部か? アイドル部門のプロデューサーをクビにしたので、早急に手続きを―――」

P「調子乗ってました申し訳ありませんでしたクビは勘弁を!」

社長「ジョークだ、安心しろ。今かけたのはただの時報だ」

P「相変わらず先輩のジョークは笑えませんね!」

奈緒「先輩?」

P「あの人、俺の学生時代の先輩なんだ」

奈緒「へぇ、そうなのか……。指差すなよ」




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