過去ログ - 大和「もし許されるなら」2
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92: ◆Fd8Nv55Lkc[sage saga]
2017/04/16(日) 01:11:04.53 ID:6enVUVL30

ミラ「にしても妖精さんや、あんた達の仮説には驚いたよ。ほぼほぼ正解だと思っていい。能力の発現の過程や受け継ぐ条件、よくそこまで辿り着いたものだ」

妖精「何分、考える事が好きな質なんでね」

ミラ「なるほど、確かにそんな顔だ。さて、私達が古来よりそういった悪魔祓いを行っていたんだが、ある事件が起きたんだ」

大和「ある事件?」

ミラ「祓う対象だった悪霊に呪いをかけられたのさ。末代まで続く強力な呪いを」

妖精「呪い?」

ミラ「それ以降、一族の者が恋に落ちた相手が皆一様に不慮の死を迎えるようになった。ある者は事故に逢い、またある者は急病に倒れ、またある者は殺された。それも全員が目の前で死んだと言われている。現に私の夫も目の前で息を引き取った」

大和「っ!?」

ソラ「私達のお母さんもリクを産んですぐに病気で・・・・・・」

リク「それだけならまだ何とでもなったんだ。でも呪いはまだ続く」

ミラ「死んだ相手の魂は二つに分割され、正の魂は職場の同僚、学校の同級生など比較的近い存在に転生する。そして生まれ変わりとなったその者と惹かれ合うのさ。だが、そこに負の魂が転生した存在が近づき、互いに殺し合う。目の前で恋に落ちた相手が二度も死ぬところを見ては・・・・・・。そして残された者は皆、自らその命を絶ったと聞く」

大和「そんな・・・・・・」

ミラ「愛する者を二度も目の前で失い、最後には己の命をも絶つ呪いをかけられた。これが私達が『呪われた一族』と言われる所以だよ」

妖精「それであのリーダーは・・・・・・」

大和「っ!?」ハッ


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