過去ログ - 【モバマス】P「―――待たせたな」
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23: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/04/16(日) 00:19:29.63 ID:OlWwpJXf0


P「うん、そりゃそうだけどね……」

凛「それにアイドルって、そんなハンパな気持ちでやれるものでもないでしょ。……多分」

P「……まあ、そうだな」


ハンパな気持ち……か。確かにアイドルはハンパな覚悟でやれるもんじゃないな。覚悟がきちんとできていないと、いつか壁にぶち当たった時に、そのまま折れてしまうだろう。

だがそんなことを言うなんて……凛、スカウトのこと、結構しっかり考えてくれていたのかもしれない。


P「でも、俺は凛にアイドルをやってもらいたいんだよなぁ……」

凛「……どうしてそこまで私をアイドルにしたいの? さっき社長さんも言ってたよね、他の子を探したほうが早いって」

P「俺は、凛なら誰よりも輝けるアイドルになれると思うからスカウトしてるんだ。誰でもいいわけじゃない」

凛「……なんで、そう思ったの?」



P「初めて会った時、夕陽に照らされた凛が凄く綺麗だったから」



凛「! な、何それ……」

P「……あ、これじゃ見た目だけって感じに聞こえるか。いやまあ、最初にスカウトした理由はそれなんだけどさ。今は他にもあって、えーとまず……物事に真剣に向き合うとこだろ。普段クールだけど、意外と優しいとこだろ。あと笑顔が可愛――」

凛「さっきから何の話してるの⁉ そ、それじゃまるで――」

P「え、何か俺、変なこと言った?」

凛「っ!……何でもない!」


なんだ? 思春期の女子はよく分からん。


P「まあとにかくそんなとこかな。……ああ、あと今さっき追加されたのが、もしかしたらアイドルが、凛のやりたいことかもしれないってことだ」

凛「アイドルが……? そんなの、分からないでしょ」

P「だったら、はっきりするまでやってみようぜ。……凛はさ、真面目に考えすぎだ。アイドルは、確かにハンパな気持ちでやっていけるもんじゃない。でも、今はハンパでも、やってる途中で覚悟を決めればいいんだ。アイドルになる前に覚悟を決めたとしても、実際に必要な覚悟とはほど遠いかもしれないだろ?」

凛「そう……かもね」

P「何かを始めるのに必要なのは、一歩を踏み出す勇気! これだけだ。何かを変えたいとか、何かをやりたいとか、何かを掴みたいとか、そう言うのは全部、勇気を出すことから始まるんだ」

凛「……勇気、か」

P「ほら、友情、努力、勝利って言うだろ?……勇気ねぇじゃん!」

凛「なに1人で言ってるの?」


そのままの勢いでテキトーなこと言ってしまった。




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