過去ログ - 【モバマス】P「―――待たせたな」
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6: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/04/16(日) 00:04:27.51 ID:OlWwpJXf0
社長「……もうそれしかないだろう」
P「マジかよ……」
確かにオーディションも出来ないんじゃ、それしかないのか……? まだ養成所とかも無いし……。
俺が考え込んでいると、先輩が告げてくる。
社長「とにかくアイドルを集めろ、後輩。アイドルがいなければ何も始まらん。アイドルが正式に所属すれば、少しは爺どもを説得できるかもしれん」
なるほど……じじ――他の役員の人たちを説得する材料が必要なのか。その人たちもアイドル部門が実績を上げれば、文句を言えなくなるだろうし。
仕方ない……いっちょやるか!
P「分かりましたよ……こうなりゃやってやります! 見ててくださいよ。半年後にはアイドルで事務所をいっぱいにしてやります! 俺に任せといてください、先輩!」
社長「その意気だぞ、後輩!」
俺の宣言に先輩がエールを送ってくれる。先輩、普段冷たいけどすぐ熱くなるんだよな。
よし、気合も入れたことだし、さっそくアイドルを見つけに―――
社長「―――だが、その前にここを片付けるんだな」
行こうとしたら、水を差された。……そういや、倉庫の中片付けなきゃスカウトどころじゃないな。
……でも、これ一人でやるの?
P「……先輩、手伝ってくれますよね?」
俺は後輩思いの優しい先輩を頼る。先輩はいつだって後輩の味方だ。それが理想の先輩。
社長「あいにく私は忙しい。社長だからな。じゃ、せいぜい頑張れよ」
理想は幻想だった。
P「ちくしょう、分かってたけどさ!」
アイドル部門設立初日、最初の仕事は倉庫の片付けだった。
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