過去ログ - 真宮桜「人間の私と死神みたいな人間みたいな彼の家族」
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◆jZl6E5/9IU
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2017/04/27(木) 21:02:11.51 ID:W/+elP/g0
主「ここ最近、ウチに対してお客様からのクレームがすごいんです……。旅館の中を歩いていると足のない人がゆらゆら漂っているとか。部屋で食事中のお客様の目の前にいきなり人の顔が机の下から浮かんでくるとか…。」
苺「まぁ……。」
主「この辺りは幽霊が出るという噂がすっかり出回って、他の宿にもさっぱりお客が入らず…。このままじゃウチは責任を取って代々続いた宿を畳まねばなりません…ああ! あの浄霊できるというお方がちゃんと仕事をしてくれれば!」
以下略
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◆jZl6E5/9IU
[saga]
2017/04/27(木) 21:03:05.47 ID:W/+elP/g0
鯖人「すみませーん、お酒追加ー。」グワラ
りんね「ん?」
桜「あれ?」
以下略
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◆jZl6E5/9IU
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2017/04/27(木) 21:03:43.32 ID:W/+elP/g0
魂子「鯖人。あんたまた人を騙して…。」フー
苺「パパったら、相変わらずのゴクツブシなんだから。」
鯖人「いやぁ。」テレ
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◆jZl6E5/9IU
[saga]
2017/04/27(木) 21:04:52.18 ID:W/+elP/g0
鯖人「まぁ待ちなさいりんね。別にパパは今回は人を騙してなんかないぞ? ただ、機会を窺っていたんだ。」
六文「機会?」
鯖人「ああ。今回の件。解決策自体は見つかったんだが、ぼくじゃ方法を実践できなくてね。」
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◆jZl6E5/9IU
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2017/04/27(木) 21:05:42.52 ID:W/+elP/g0
宿の外
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◆jZl6E5/9IU
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2017/04/27(木) 21:06:46.53 ID:W/+elP/g0
霊「……まだ来てなーい…。」ユラァ
りんね「玄関の辺りを見ているようだが…来てない?」
六文「誰か待ってるんですかね?」
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◆jZl6E5/9IU
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2017/04/27(木) 21:08:18.18 ID:W/+elP/g0
鯖人「それでね。未練を聞いてみると、あるお客さんをもてなせなかったことらしいんだ。」
苺「あるお客さん?」
主「……はっ、もしや。」
以下略
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◆jZl6E5/9IU
[saga]
2017/04/27(木) 21:10:25.40 ID:W/+elP/g0
りんね「なるほど…。当日に事故か何かにでもあったんですか?」
主「いえ。年だったのでぎっくり腰になりまして。それで慌てて医者に。……仕方がなかったので、おもてなしの方は私の手で代わりに。」
苺「はぁ。」
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◆jZl6E5/9IU
[saga]
2017/04/27(木) 21:11:08.49 ID:W/+elP/g0
鯖人「その未練を断ち切ってあげればいいんだけどねぇ。ほら、僕はこの通り一人だから、そのお客さんのふりはできないし。」
りんね「あの秘書はどうした秘書は。」
鯖人「いやいや、彼女を巻き込むわけにはねぇ?」
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◆jZl6E5/9IU
[saga]
2017/04/27(木) 21:12:38.69 ID:W/+elP/g0
鯖人「こうしてカップル役にふさわしい人材が現れたわけだ!」ガシッ
りんね「は?」
桜「え?」
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◆jZl6E5/9IU
[saga]
2017/04/27(木) 21:13:57.35 ID:W/+elP/g0
鯖人「そうそう。ささっ、りんね、これも死神の仕事だろう。がんばりなさい。」
苺「パパにしては珍しいわね。積極的に参加するなんて。」
六文「絶対何か企んでますよ。」ジトー
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◆jZl6E5/9IU
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2017/04/27(木) 21:15:05.87 ID:W/+elP/g0
りんね「この請求はどういうことだ。」
鯖人「いやね?」
主「ウチとしては宿代は十万円までしかご負担できないのでー…。そしたらこの方がその分は息子にツケるとー。」
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◆jZl6E5/9IU
[saga]
2017/04/27(木) 21:16:26.77 ID:W/+elP/g0
主「もうこの際お祓いしていただけるならチャラにしますー。」
苺「やるしかないみたいね、りんね。」
りんね「くっ…。し、しかし。真宮桜が…。」
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◆jZl6E5/9IU
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2017/04/27(木) 21:17:45.21 ID:W/+elP/g0
りんね「あ、ああ。とりあえず、そうだな。」
六文「あの人の未練は自分でお客さんをもてなすことなわけですし。」
魂子「だったら黄泉の羽織で実体化してもらいましょうか。」
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◆jZl6E5/9IU
[saga]
2017/04/27(木) 21:23:02.76 ID:W/+elP/g0
りんね「あの。おれたち、予約してた例の…。」
霊「あっ、ぼっちゃん!? ……髪、去年となんか変わってませんか? それに顔も心なしか別人のよーな…。」ジロジロ
りんね「髪はイメチェンです。顔は気のせいでしょう。それよりも…。」
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◆jZl6E5/9IU
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2017/04/27(木) 21:23:37.71 ID:W/+elP/g0
りんね「問題なく信じてくれたな。」コソッ
桜「すっかり私たちをそのお客さんだと思ってくれたみたい。」コソッ
霊「ささ、こちらに。」
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◆jZl6E5/9IU
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2017/04/27(木) 21:24:24.42 ID:W/+elP/g0
部屋
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◆jZl6E5/9IU
[saga]
2017/04/27(木) 21:25:03.94 ID:W/+elP/g0
魂子「あらま。まぁ、そうなるわよねぇ。」
苺「そうですねぇ。」
六文「まぁ大丈夫ですよ、ぼくもいるし…。」
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◆jZl6E5/9IU
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2017/04/27(木) 21:25:53.48 ID:W/+elP/g0
魂子「じゃ、りんね。がんばりなさいな。」
苺「私たちが関わったら、カップルが家族連れになっちゃうし。」
りんね「いや、しかし…!」
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◆jZl6E5/9IU
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2017/04/27(木) 21:26:46.03 ID:W/+elP/g0
霊「――以上が当旅館の施設の説明になります。では、何かありましたらどうぞ。お食事は二時間後を予定しておりますので。」タタタ
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◆jZl6E5/9IU
[saga]
2017/04/27(木) 21:28:03.63 ID:W/+elP/g0
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