過去ログ - 安斎都「ドレスが似合う女」
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39:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 12:19:24.29 ID:0eIMi64y0
 プロデューサーとアイドルの関係としてはまずい。下衆なメディアだったらスキャンダルに発展させかねない。それでも、高垣さんのプロデューサーは周りに自慢せずにはいられなかった。私も気持ちはわかる。あんなに素敵なひとが自分のために何かをしてくれるなんて、うれしくてしょうがないと思う。
「だから、彼が楓さんからスーツを選んでもらったと聞いたとき、嫉妬した。そして同じものを買った。“自分も彼女に選んでもらった”と思うために。
 もしくは…その、彼と同じものを身につけて…その…」
 私はプロデューサーさんが同性愛者だと認めるのを怖がっている。その理由を…ほんのさっき気づいた。
「あと、あの香水です。プロデューサーさんは、“あの部屋に残っていた”というだけで、高垣さんのプロデューサーを連想した。実際は、シトラスの香水なんて何百種類もありますし、似たような香水をつけて、高垣さんの部屋に出入りしていたアイドルだっていたでしょう。だから普段香水をつけないプロデューサーさんが、すぐに誰のものか気付くはずがないんです」
 アイドルとプロデューサー。2人の関係に、よほどの注意を払っていないかぎりは。



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