過去ログ - エミリー スチュアート「恋ぞつもりて 淵となりぬる」
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2:名無しNIPPER[saga]
2017/04/19(水) 01:27:59.41 ID:SNpvvu7j0
エミリー「はい,次は仕掛け人さまの番です」

P「え,俺もやんの?」

エミリー「もちろんです。女の子にさせておいて,自分はやらないのはいけませんよ。どうぞ♪」
以下略



3:名無しNIPPER[saga]
2017/04/19(水) 01:28:57.01 ID:SNpvvu7j0
本来は畳の上でするべきなのだが,事務所には和室がないので,札は来客用の机の上に置き,ソファーに向かい合って座ることにした。

百人一首は文字通り百首あるのだが,そのうち半分の50首しか使わない。

その半分の25枚は自分に近いスペース(自陣)に置き,もう25枚は相手の近く(敵陣)に置かれる。
以下略



4:名無しNIPPER[saga]
2017/04/19(水) 01:29:32.40 ID:SNpvvu7j0
エミリー「仕掛け人さま,本当にお強いんですね。参りました……」

結果は1枚もとらせることになく勝利

少し大人げないかもしれないが勝負の世界の厳しさを伝えておくのも大事だろう。
以下略



5:名無しNIPPER[saga]
2017/04/19(水) 01:30:23.10 ID:SNpvvu7j0
エミリー「どうすればそんなにお上手になれるんですか?」

P「まず,1字決まりを覚えてみたらいいじゃないか」

エミリー「1字決まり……ですか?」
以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2017/04/19(水) 01:31:45.82 ID:SNpvvu7j0
P「あとは自分の得意札を作ることかな。自分の得意札があれば願掛けにもなるし,自分のモチベーションアップにもつながる。どんなに格上相手でもそれさえとれば一矢報いた感じになるしな。まずは1枚ずつからとっていければ実力も伸びるはずさ」

エミリー「得意札ですか……?」

P「どれにしてもいいと思う。なんとなく音が心地いい歌だとか。意味が気に入る歌でもいいな」
以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2017/04/19(水) 01:32:33.61 ID:SNpvvu7j0
エミリー「ちなみにどんな意味の歌なのでしょう」

P「神代の昔にも,こんな神秘的なことがあったとは聞いたことありません。龍田川の水面に紅葉が舞い散って,水を真っ赤にしぼり染めにするとは」

エミリー「なるほど!紅葉が川に浮かんでいる様子を表したのですね。鮮やかな絵が想像できます。龍田川にいきたくなりますね。」
以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2017/04/19(水) 01:33:14.71 ID:SNpvvu7j0
今来むと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな

エミリー「この歌の意味はなんとなく分かります」

エミリー「もうすぐ行くよと言ってくれた男の人をずうっと待っているうちに9月の月がでてしまったという女性が待ち続ける歌ですよね?」
以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2017/04/19(水) 01:34:10.44 ID:SNpvvu7j0
エミリー「なぜでしょうか?」

P「昔の貴族の女の人は結婚するまで顔をみせることはできなかったんだ」

エミリー「Really!?本当ですか?でも……結婚することさえも難しいのでは?」
以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2017/04/19(水) 01:34:44.79 ID:SNpvvu7j0
エミリー「なんだが素敵ですね」

P「だが,当時は一夫多妻制みたいなもので,男性に新しく好きな人ができたら,もう会いに来てくれないんだ」

エミリー「それは……寂しいですね。この歌を歌った女性の元に,再び男性は現れたのでしょうか?」
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2017/04/19(水) 01:35:12.48 ID:SNpvvu7j0
P「じゃあそろそろ俺は仕事に戻るな」

エミリー「はい!今日はありがとうございました。私も百人一首についていろいろ調べてみます。また分からないことがあれば,聞いても大丈夫ですか?」

P「もちろんだ」


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