過去ログ - 千歌「穂乃果の拳、バージョンアップ!」
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83:名無しNIPPER[saga]
2017/04/25(火) 00:46:21.41 ID:lGZqSKA40

果南「ゾーンって、スポーツ選手とかが無自覚無意識に入るっていう、あれ?」

善子「確か、凄まじい集中力が得られて、今やってることをいくらでも続けられるっていう、あれよね?」

ダイヤ「それ以外に考えられません。曜さんは高飛び込みで全国の強化選手に選ばれるほどの実力者。何も不思議ではありませんわ」

ダイヤ「おそらくですが曜さんは、落ち着ける雰囲気の場所で強敵と認めた相手にのみ、この状態に入るものと思われます」

花丸「じゃあ善子ちゃんは」    ルビィ「強敵じゃないんだね」        千歌「善子ちゃんだから」        果南「ねぇ」

善子「あんたたちしつこいわよ!!」

鞠莉「場所もあったんじゃないかしら?ダイヤの家ってものすごく落ち着くのよね。私も行ったことあるけど、まるで我が家のようだったわ!」

ダイヤ「あなたはくつろぎすぎなのです。仕舞いにはソファやベッドまで持ち込もうとしたではありませんか」

善子「でも待って。集中力はともかく、相手の思考までわかるっていうのは信じられないわね・・・。もしかして、魔術!?」

花丸「そうずら。善子ちゃんじゃないけど、そういう系統を思い浮かべちゃうずらね・・・。悟りとかマントラとか」

ルビィ「お姉ちゃんと話し合った結論なんだけど、あれは武道の極意のひとつ『水の心』なんじゃないかって」

5人「「「「「水の、心?」」」」」

ダイヤ「自らを水として、相手に入り込むのです。水はどんな相手にも浸透し、思考を含め全てを支配できるという、境地の一種ですわ」

果南「待って待って。曜は趣味で筋トレをしてるぐらいで、武道なんかやってないよね?なのになんでそんな状態になるのさ」

ダイヤ「水の心にはたゆまぬ鍛錬と、極限の緊張状態でのずば抜けた集中力が必要ですが、曜さんの場合、やってる競技がそれを可能にしています」

ルビィ「高飛び込みは一歩間違えたら大事故に繋がる競技です。落下中の数秒とはいえ、演技中の緊張感と危険度は他のそれとは一線を画します」

千歌「私もたまに曜ちゃんの練習を見てるけど、よくあんな高いところから飛べるなぁって思うよ。前逆さ宙返り三回半抱え型!だっけ?」

鞠莉「あれはすごいわよね!でも、落ち着いた雰囲気の場所ってのは無理じゃない?ここ、相当騒がしいよ?主に善子が、だけど」

善子「いちいち私に振らないでもらえるかしら・・・」

ダイヤ「タイミング的にも、千歌さんの言葉が、今の曜さんを作りだしたのですわ。曜さんにとって、千歌さんはそれほど大きな存在なのです」

花丸「さっきまでの曜ちゃんは、善子ちゃんが言ってたけど業火、いわゆる『火の心』ずら。火と水、今とは正反対の状態ずらね」

善子「業火が次の刹那に一滴の雫へ、正反対の物が合わさってより大きな効果を生み出した。相乗効果、シナジーというものかしらね」

千歌「今の曜ちゃんは、雫というより、この部屋全体を満たす海そのものだよ!」

鞠莉「つまり、曜自身が水になって、今はこの場所をも支配してるのね。これはまさに、ここだけの『Aquorsrium』だわ!!」

だいるび「「10点!!」」

果南「そうか。この感覚、そういうことだったんだ」

花丸「うん。まるで水中にいるみたいだね。懐かしいというか、慣れ親しんだ感覚ずら」

善子「自分だけならまだしも、私達まで影響がでるなんて。う、羨ましくなんてないんだからっ!」

千歌「見て!曜ちゃんが!!」

梨子(ゾーン?水の心?『Aquorsrium』!?それはともかく、まさか、曜ちゃんが・・・?)



ケイオウ!!
ユゥウィン!!



果南「あ、あそこから逆転勝ち!?ていうかこの体力、もしかして・・・」

花丸「曜ちゃんがゾーンに入ってから、体力が減ってないずら!あの梨子ちゃんが・・・完封されたずら!!」

善子「これが・・・ゾーン『Aquorsrium』の、曜の・・・真の力」

鞠莉「アンビリーバボー!!ファンタスティックヨーソロー!!」

ルビィ「曜ちゃんすごいよ!!これなら・・・お姉ちゃん!」

ダイヤ「ええ。勝てるかもしれないわ。あの、梨子さんに!!」




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