過去ログ - 藤原肇「重ねる手、重なる想い」
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3:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 09:45:39.78 ID:3NCWHtLa0
ありきたりなセリフだった。

漫画や小説、そして撮影の仕事についていった時ですら聞いたことのある、使い古された言葉。

それが、いざ自分が口にしようとすると、こんなに重いものだったとは。



しかし、言わなければならないし、言うべきセリフだった。

堪り兼ねて口を開きそうになった隣に座る『彼女』を制して、何とか笑ってみせる。

……うまく、笑えているだろうか。



(……ここで自分で言わなきゃ、さすがにカッコつかないよな)



出されていたお茶をぐいっと飲み干して、ひとつ深呼吸をする。

姿勢を正し、もう一度向き直る。


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