過去ログ - 電「軍艦と人間、その境界で生きる」
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7:名無しNIPPER[sage]
2017/04/23(日) 21:19:17.97 ID:ZTAhVMeO0
うん、知ってるよ。
8: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/04/23(日) 21:20:14.60 ID:akTA4kE+0
司令官さんは他の司令官さんよりも圧倒的な戦果を挙げていました。
――数多の艦娘の犠牲の上で、なのです。
9: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/04/23(日) 21:23:42.65 ID:akTA4kE+0
敵の主力部隊に攻撃を仕掛け、その注意をひきつける事が、当時、私が所属していた部隊の任務でした。
私たちの部隊が先行して攻撃し、敵の注意がこちらに引いたところを狙い、主力部隊で挟撃する。
10: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/04/23(日) 21:25:17.38 ID:akTA4kE+0
本当は戦いたくない。
死にたくない。
11: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/04/23(日) 21:27:15.36 ID:akTA4kE+0
──────
「よう、チビ! 別の囮部隊から転属してきたんだってな」
12: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/04/23(日) 21:28:32.38 ID:akTA4kE+0
「可哀そうに、さっさとくたばった方がどれだけ楽だったか! 希望は持つなよ、転属したってやる事は変わらんぜ?」
「……」
13: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/04/23(日) 21:30:09.75 ID:akTA4kE+0
名前は聞きませんでした。
いえ、もしかしたらどこかで聞いていたかもしれません。
14: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/04/23(日) 21:32:20.95 ID:akTA4kE+0
──────
そのお姉ちゃんの戦い方は、正直言ってしまえばあまり真面目なものではありませんでした。
15: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/04/23(日) 21:34:46.91 ID:akTA4kE+0
ある日、お姉ちゃんのそんな姿に居た堪れなくなり、私は声を掛けました。
「なぜ、こんな不真面目な戦い方をするのですか?」
16: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/04/23(日) 21:36:10.67 ID:akTA4kE+0
「俺も艦娘に生まれた以上、死ぬなら戦って死にてぇよ」
「それなら……」
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