過去ログ - 【ミリマス】「至高のサンドイッチを作るんだ!」
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1: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/04/24(月) 00:42:50.65 ID:p8XeFxDl0
===1.

「至高のサンドイッチを作るんだ!」

 ハッキリくっきりしっかりと、男の力強い発言に、
 その場の全員が「マジやべぇ」と真顔になって息を飲む。

 場所は765劇場会議室。関係者以外は絶対立ち入り厳禁の、超々超々秘密会議。

「はいはいはいはい、プロデューサーさん!」

「ハイは一回……なんだ未来」

「あのぉ〜、しこうって一体なんですか?」

 いの一番に手を上げた、春日未来の質問を男は鼻で笑い飛ばすと。

「瑞希、説明してやってくれ」

 自分の隣でノートにペンを走らせる、書記係の真壁瑞希へと話を振る。

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2: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/04/24(月) 00:44:28.72 ID:p8XeFxDl0

「歯垢、それは虫歯の原因となる物です」

「虫歯になるサンドイッチを作るんですか!?」

以下略



3: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/04/24(月) 00:45:31.81 ID:p8XeFxDl0

「ごくじょうに……さいこう?」

 すると未来と男に挟まれる形で座っていた、大神環が首を傾げながら聞き返し。

以下略



4: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/04/24(月) 00:46:15.04 ID:p8XeFxDl0

「やっぱり歯医者さんで泣く羽目に!?」

「お前は何を言っとるんだ?」

以下略



5: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/04/24(月) 00:48:39.02 ID:p8XeFxDl0
===

 そして、翌日の劇場調理室。

「それじゃあ、材料の方は私が揃えてあげたけど……」
以下略



6: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/04/24(月) 00:50:43.51 ID:p8XeFxDl0

 伊織の感じる不安をよそに、
 まつりが「大丈夫、心配なんてないのです!」と胸を張る。

 その自信の根拠は何処にあるのか? 
以下略



7: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/04/24(月) 00:52:24.58 ID:p8XeFxDl0

 そう言って今回のミッションにおけるスポンサー。

 伊織が調理室を後にすると、
 まつりたち実行部隊は早速料理に取り掛かった。
以下略



8: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/04/24(月) 00:53:21.24 ID:p8XeFxDl0

 おまけに本格的なパン切り用の包丁や、およそ素人の手には余るであろう専門的な調理器具も
 セットで準備されている至れり尽くせりっぷりに、瑞希はしたり顔で軽く頷くと。

「これだけの道具があるならば、中々に凝った物が作れるな」
以下略



9: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/04/24(月) 00:54:16.68 ID:p8XeFxDl0

「例えばこれは、噂に聞こえし光画部の――」

「ストップ」

以下略



10: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/04/24(月) 00:56:36.37 ID:p8XeFxDl0
===2.

 と、言うわけで。
 ここからは基本的なサンドイッチの作り方について説明していくことにしよう。

以下略



11: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/04/24(月) 00:58:12.12 ID:p8XeFxDl0

「えぇっと、どこまでお話しを〜? オープンサンドとの確執の歴史……だったでしょうか?」

「……そんな話はしてないよ。パンはどうして一斤の方が良いかだよね」

以下略



12: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/04/24(月) 00:59:22.58 ID:p8XeFxDl0

「理由はごく単純に、好みの厚みに切れるからですね〜」

「えっ、そんな簡単な理由なの?」

以下略



13: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/04/24(月) 01:00:38.57 ID:p8XeFxDl0

 桃子がその薄い食パンを指で摘まみ、まじまじと眺めながら言った。

 すると美也も同じように一枚手に取って、
 しかし何やら含みのある笑顔を浮かべると。
以下略



14: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/04/24(月) 01:02:06.00 ID:p8XeFxDl0
===

 BLTサンドイッチ。

 聞き慣れない方もいらっしゃるかもしれないが、
以下略



15: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/04/24(月) 01:03:31.23 ID:p8XeFxDl0

「食べ方とか、作り方とか……皆こだわり過ぎててバカみたい。ただパンに挟むだけなのに」

「ふっふっふっ……それこそがサンドイッチ道。その奥深さと厳しさなのですぞ〜」

以下略



16: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/04/24(月) 01:05:22.05 ID:p8XeFxDl0

「もちろん、材料は新鮮な方が良いワケでしょ?」

「そうですね〜、どんな料理でも基本です〜」

以下略



17: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/04/24(月) 01:06:12.23 ID:p8XeFxDl0

「それじゃあ美也さん。早速作ろ!」

「でしたら、まずはパンの準備から」

以下略



18: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/04/24(月) 01:07:35.81 ID:p8XeFxDl0

「これは〜、パンに具材の水分を吸わせないためですね〜」

「水分を?」

以下略



19: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/04/24(月) 01:08:50.03 ID:p8XeFxDl0

「それから、挟む具材もちゃんと注意してくださいね〜」

「具材にも?」

以下略



20: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/04/24(月) 01:10:14.90 ID:p8XeFxDl0

 フライパンに横たえられた肉がジュウジュウと油を出しながら焼けていく。

 その匂いは何とも食欲をそそり、
 思わず桃子も喉を鳴らしてしまうほど。
以下略



21: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/04/24(月) 01:11:29.23 ID:p8XeFxDl0

 調理台に並んだ食材を一睨み、桃子が真剣な顔で美也に訊く。

「それじゃ、パンに具を挟んで行くんだね」

以下略



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