過去ログ - 【モバマスSS】モバ夫「特別養護老人ホームに勤める事になった……」
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8: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2017/04/26(水) 11:58:29.58 ID:k4t87EhqO
モバ夫(半ば呆然とそれを見送ると、菜美さんが、

菜美「卯月お婆ちゃんがリハビリに嫌がらないで行くなんて珍しいんですよー? 
   流石プロデューサーさんのお孫さんですねぇ…」

と、微笑んだ)

モバ夫(どう答えたら良いか照れくさそうに頬を掻いていると、菜美さんは真顔で)

菜美「やっぱりモバ夫さんにこの施設に来て貰えて良かったです……、彼女たちには精神的に支えとなる人物が必要ですから…」

と、俺に言った。そして、)

菜美「願わくば、それが貴方である事を祈ってますねっ、モバ夫さん!!」

と、満面の笑顔で言葉を締めたのだった)






モバ夫(そうして、俺を祖父と思い込むアイドル、卯月お婆ちゃんとの出会いの後、施設の説明をされながら菜美さんに案内されていた)

モバ夫(その途中、廊下の中程にある一室から、大声が聞こえて来たのだった)


???「前のライブと全然違うじゃんッ!!!」


モバ夫「わっ、何だなんだ。いきなり大声が……??」


職員「未央お婆ちゃん……じゃなかった、未央、落ち着け、落ち着いて話を聞けっ!!」


菜美「あー、未央おばあちゃんの発作が始まりましたねぇ……」


モバ夫「発作??」

菜美「ええ……普段は明るくてみんなのまとめ役になってくれている未央お婆ちゃんなんですけど、三日に一度ほど、
アイドル活動していた時一番辛かった経験…、最初のステージで自分の実力勘違いしてお客があまり入らなかった事に逆ギレして、
プロデューサーさんに、

『もう私、アイドル辞める!!』

って言って八つ当たりして、家に引きこもっちゃった事がフラッシュバックするらしくて…」

モバ夫「うわぁ……」

菜美「まぁ、ある程度お芝居して流れ通りに乗ってあげれば、すぐ落ち着くんで……
   モバ夫さんもお仕事中に発作が起きたら乗ってあげて下さいね?? はい、マニュアル」

モバ夫「何々…『全然違うじゃん!』『すっごいライブやるからって……友達に言ったのに…
    早く来ないといい場所取れないからって……私……馬鹿みたいじゃん!!』
    そこで、『いいや、今日の結果は当然のものだ』か…」ブツブツ


菜美「何時もならこの辺で隣の部屋の凛お婆ちゃんが『信じてたのにっ!!』って絡んでくるんですが…
   今日はどうしたんでしょうかね??」

職員2「あ、凛お婆ちゃんなら、ミニカ―間違えて食べて病院に運ばれました」

菜美「またですか?? 今年に入って三回目ですねぇ……何か対策取らないといけませんかねぇ……」


モバ夫「ミニカーって……」






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