10: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/04/27(木) 01:20:03.17 ID:g6bPWNIPO
頭の中では、そんな小芝居ががった独白まで展開され始めた。
少しも笑えはしなかった。
「ボクが死んだら、どう思う?」
「は?」
目の前の少女が急に、そんなことを言い出した。
全く予想外の返しだったから、短い言葉での返しとなってしまった。
「どう思う?」
「…悲しいに決まってるだろ」
そう、悲しいに決まってる。
当たり前のことを聞くなと、不機嫌な声色になってしまう。
「そうかい」
彼女はただそれだけ返した。
言葉はそれだけだったが、それと同時に今度は身体も動いていた。
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