過去ログ - モバP「胸の奥の錘」
1- 20
11: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/04/27(木) 01:27:43.08 ID:g6bPWNIPO
彼女の髪に伸ばしていた手を掴まれ、ぐいと引っ張られた。

身構えていなかったので、座っていながらにバランスを崩し、彼女の方に倒れかかる。

当然、俺の体の倒れる先には彼女がいて。


本当に急で理解が追いつかなかったが、どうやら俺は今、彼女の胸に頭を預けている形になるらしい。

「…ふふ、おかえし、だね」

そう言いながら、彼女は抱え込むようにして俺の頭を撫でる。

人に頭を撫でられるなんて、何年振りかも思い出せない。

ただ、この不思議な安心感は、頭の中で鳴り響く雑音を吹き飛ばすには十分だった。







<<前のレス[*]次のレス[#]>>
16Res/9.06 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice