過去ログ - 白菊ほたる「わたしにできること」
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10:名無しNIPPER
2017/04/28(金) 02:48:05.39 ID:8oAJsxq30
モバP「おまえは不幸だ。人を不幸にもしてきたのかもしれない。だけどなほたる。ここでおまえと仲良くなったアイドルたちも、トップアイドルになろうとするこれからの人生で、一度も不幸な目にあわずにいる、なんてことはできないだろう・・・ああ、だからおまえも不幸を気にするな、なんていうつもりは、ない」
モバP「ただ、はっきり言えるのは、おまえと仲良くなった彼女たちは、おまえほど不幸に慣れてはいない、ということだ。いつか不幸が訪れたとき、彼女たちは、きっとひどく傷つくだろう」
モバP「おまえは不幸を味わってきた。たぶん、俺やちひろさんより、ずっと・・・ほたる。そのおまえのこれまでを、おまえに優しくしてくれたアイドルたちのために、役立ててくれ。お願いだ」
モバP「おまえは不幸の兆候がどんなものか、よく知っている。不幸な出来事が起きたとき、どうすべきなのかも、解るはずだ。何度も経験してきたことならば、傷を広げない方法も理解しているはずだ。他のアイドルが見舞われた不幸を出来る限り小さくとどめ、傷を防ぎ、立ち直りを助けてやってくれ。これはおまえにしかできないこと。おまえだけが皆に与えてやれる、幸福よりも貴重な財産なんだ」
ほたる「わたし、だけが・・・」
モバP「残酷なのは承知だ。だが、そんなことをさせてでも、俺はほたるにここに居てほしい。アイドルになってほしい。だから、俺はおまえにこれを頼むことにした・・・頼む。皆を、助けてやってくれ」
ほたる「・・・そうすれば、わたし、皆を助けることが、できますか」
モバP「絶対だ。おまえほど不幸を経験したアイドルは居ない。おまえほど、不幸に立ち向かった経験のあるアイドルは居ない。そうだろう?」
ほたる「そうしたら、わたしは、ここに居ても、いいんですか?」
モバP「そうして皆を守るなら、おまえは何度も自分の過去の不幸を反芻しなくちゃいけない。それはきっと、辛いことだ・・・だが、そうしてでも、俺はおまえに、ここに居てほしい」
ほたる「・・・わたし、やります」
モバP「わたしの不幸が、誰かの役に立つのなら。わたしの不幸が、あのやさしい人たちの笑顔の足しになるのなら。やります。やらせてください」
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