過去ログ - 白菊ほたる「わたしにできること」
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8:名無しNIPPER
2017/04/28(金) 02:46:51.46 ID:8oAJsxq30

          ◆◆◆



モバP「ばかな・・・!」

ちひろ「どこに行くんですか」

モバP「ほたるの所ですよ。当たり前じゃないですか。もう一度言いますが、なんでちひろさんはほたるを止めなかったんですか」

ちひろ「なんて言って止めるんですか?」

モバP「それは・・・」

ちひろ「ねえPさん。あなたも私も、事務所のアイドルの子たちも。ほたるちゃんに幸せになってもらいたいと思って、そう接してきましたね。与えられるものは、惜しまなかった」

モバP「・・・」

ちひろ「それが間違ってたかどうかなんて、私にはわかりません。だけど、お手紙、読んだでしょう。はっきりしているのは、そんな私たちこそが、ほたるちゃんを追いつめていたということです」

ちひろ「不幸なんて心の持ちようだし、小さな不幸なんて私たちは大丈夫。それは、優しさのようでいて、違ったのではないでしょうか。私たちは、ほたるちゃんがこれまで、自分の不幸でどれほど長く、深く、傷ついていたのか、見誤っていたのではないでしょうか」

モバP「そんな・・・」

ちひろ「たぶんまだ、ほたるちゃんは寮で荷造りをしているでしょう。だけど、行って、なんと声をかけて引き留めますか。わたしも、他の子たちも、それが解らないから、止めにいけずにいるんです」

ちひろ「Pさん。あなたは、どうやってほたるちゃんを止めますか?」



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