3: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2017/04/28(金) 21:42:23.55 ID:OxvHpGT1o
シンデレラガール。
年にひとりだけ選ばれる、栄え。
私たちアイドルはみな、そこを目指しているといっても過言ではないだろう。
それだけに。
この時期はどこにいても、ピリピリとした空気が辺りを支配している。
私は眼下に広がる灯りを眺めながら、ドライジンを一口。
焼けるような熱さを喉に感じ、私はひとときの熱にたゆたう。
そしてお守りのネックレスを首元から引きずり出し、左手で握りしめた。
そこには、チープなプラスチックの指輪。握りこめば簡単に壊してしまいそうなそれを、私は大事にしている。
つぶやく。誰もいない、私だけの部屋で。
「プロデューサーさん」
と。
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