過去ログ - 国王「勇者よ、魔王を倒してくれ。武器はこちらで用意しておる」勇者「分かりました」
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1:名無しNIPPER[saga]
2017/05/02(火) 19:17:22.47 ID:cyRuBHSYo

玉座に腰かける国王の前で、ひざまずく勇者。


「勇者よ、よく来てくれた」

「はっ」

「おぬしも知っておろうが、先日の魔王軍の攻撃で我が国の街が多大なる被害を受けた。
 このような蛮行は断じて許されることではない」

「おっしゃる通りです」

「勇者よ、魔王を倒してくれ。武器はこちらで用意しておる」

「分かりました」


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2:名無しNIPPER[saga]
2017/05/02(火) 19:24:54.22 ID:cyRuBHSYo

謁見を終えると、案内役の兵士がやってきた。


「勇者様、こちらへどうぞ」
以下略



3:名無しNIPPER[saga]
2017/05/02(火) 19:27:15.27 ID:cyRuBHSYo

やがて二人は大きな一本道の通路にたどり着いた。

通路には頑丈な扉が幾つも設けられており、その警戒は厳重を極めている。

以下略



4:名無しNIPPER[saga]
2017/05/02(火) 19:32:50.14 ID:cyRuBHSYo

二十近い数の扉をくぐり抜けると、ようやく終点。


≪勇者以外立入禁止≫という意味の文字が書かれた巨大な扉が、
以下略



5:名無しNIPPER[saga]
2017/05/02(火) 19:36:08.57 ID:cyRuBHSYo

兵士が勇者に向き直る。


「ここから先は勇者様しか入れません。さ、どうぞ」
以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2017/05/02(火) 19:40:22.90 ID:cyRuBHSYo

巨大な扉の中には、なんの内装もないシンプルな部屋があった。


あるのは部屋の中央にある、高さ一メートルほどのデスクのみ。
以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2017/05/02(火) 19:41:03.18 ID:cyRuBHSYo

デスクの前に立つ勇者。



以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2017/05/02(火) 19:42:15.33 ID:cyRuBHSYo

あとはもう全自動だ。

スイッチが押されたことによって王国から核ミサイルが発射され、魔王の領土を攻撃するであろう。

以下略



9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]
2017/05/02(火) 20:13:35.09 ID:V7292e0MO
おつ
わりと好き


10:名無しNIPPER[sage]
2017/05/02(火) 20:20:03.31 ID:siONbW63o
責任だけ負わせるのか
酷い話だ


11:名無しNIPPER[sage]
2017/05/02(火) 23:12:58.19 ID:3R4aKApjO
ひどいな


12:名無しNIPPER[sage]
2017/05/03(水) 00:31:21.42 ID:qiwxr1hc0
おつ


13:名無しNIPPER[sage]
2017/05/03(水) 18:46:11.81 ID:lQOoEJd+o


星バーーーローーの短編みたいでいいね


14:名無しNIPPER[sage]
2017/05/04(木) 17:10:43.26 ID:HuwFNmfAO
>>13
同じこと思った
無機質な描写で始まるんだけど突き放すようなオチでぞわっとする感じ
すき


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