過去ログ - 【ミリマス】音無小鳥「ちょっと指ペロ妄想しましょ」
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1: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/03(水) 01:01:26.92 ID:SkFKalF80
===

 今日も今日とて音無小鳥はキーボードを打ちモニタに向かう。

 事務所が弱小だったのも、今となっては早や昔。
 日に日に増える仕事の量に、コッソリ休む暇も無し。

「と、頭の中では嘆きつつも――」

 ターンッ! とエンター一叩き。
 小鳥は業務に一区切りをつけると、不穏な笑みを浮かべて言った。

「こうしてしっかり休憩する時間を作れるのもデキる女の証よね。さぁて、今日はどんな息抜きを……」

 室内をグルリと見渡せば、談話用のスペースで仲睦まじくお菓子を分け合う少女が二人。

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2: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/03(水) 01:03:18.15 ID:SkFKalF80

「はいどうぞ、可奈」

「ありがとう、志保ちゃん!」

以下略



3:名無しNIPPER[sage]
2017/05/03(水) 01:04:34.41 ID:w7MyRpf/0
これは素晴らしい予感!


4: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/03(水) 01:05:16.42 ID:SkFKalF80

 どうやら可奈は、志保の呆れている理由に見当がついて無いらしい。

 そしてまた、その様子を観察していた事務員は、
 志保のとった決定的な瞬間を見逃すことはしなかった。
以下略



5: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/03(水) 01:07:02.81 ID:SkFKalF80

(これよ、これ! 指ペロ、指ペロだわっ!!)

 そんな挙動不審な彼女のことを、こちらも観察する者が一人。

以下略



6: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/03(水) 01:09:02.24 ID:SkFKalF80
===

 妄想する上で大切なのは、一に人物二にシチュエーション。
 三、四も含めて後は想像力任せの世界である。

以下略



7: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/03(水) 01:10:15.61 ID:SkFKalF80
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 ……そう、場所は川のせせらぎが聞こえるような春の土手。爽やかな風が吹く正午。

 拡げられたピクニックシートにちょこんと座り、
以下略



8: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/03(水) 01:14:07.95 ID:SkFKalF80

「はい、昴ちゃん。あーん」

「あーん!」

以下略



9: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/03(水) 01:15:36.12 ID:SkFKalF80
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「……って、お手拭き使えばいいじゃないっ!!」

 小鳥の大声が事務所に響き、室内がシンと静まった。
以下略



10: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/03(水) 01:17:22.71 ID:SkFKalF80
===

「はい、千早ちゃん」

「……ありがとうございます。風花さん」
以下略



11: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/03(水) 01:18:43.15 ID:SkFKalF80

「ところで千早ちゃん」

「はい、なんでしょう?」

以下略



12: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/03(水) 01:19:39.16 ID:SkFKalF80

「あっ!」

「きゃっ!?」

以下略



13: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/03(水) 01:21:11.90 ID:SkFKalF80
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「ダメ! ダメよ小鳥これ以上は!!」

 小鳥が事務所を再び揺らし、律子が「うるさいですよ、小鳥さん!」と呼びかける。
以下略



14: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/03(水) 01:22:59.75 ID:SkFKalF80
===

「伊織ちゃん、はいどうぞ」

 隙間風が窓を揺らすようなボロ住まいで、しかしやよいの笑顔は変わりない。
以下略



15: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/03(水) 01:24:36.98 ID:SkFKalF80

「私、貧乏なのは慣れっこだもん。それより伊織ちゃんの方が心配だよ。……こんな生活、経験したこと無いでしょう?」

「ええ、まぁ……甘かったわ。私ぐらいの実力があれば、親元を離れてもどうにかやって行けると思ってたけど」

以下略



16: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/03(水) 01:26:54.97 ID:SkFKalF80

 そうしてやよいは、うなだれる伊織の手をギュッと握ると。

「だからほら、元気だしてよ伊織ちゃん。……どんな時でも、私がいるから」

以下略



17: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/03(水) 01:27:44.53 ID:SkFKalF80

「動かないで、伊織ちゃん」

 そうして彼女は伊織の口元についていた米粒を、自分の指先にくっつけると。

以下略



18: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/03(水) 01:29:05.95 ID:SkFKalF80
===

「ああ、もう! 誰か止めて! これ以上はさすがにNGよっ!」

「止めて欲しいなら止めてあげます、小鳥さん!!」
以下略



19: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/03(水) 01:31:17.32 ID:SkFKalF80

 律子が部屋を出て行くと、小鳥は助かったとばかりに息を吐いた。

 時計を見ればお昼前。
 もう少しすれば楽しいランチタイムである。
以下略



20: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/03(水) 01:32:41.41 ID:SkFKalF80

「あっ……!」

 一瞬固まる空気と体。

以下略



21: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/03(水) 01:35:09.13 ID:SkFKalF80
以上、お粗末さまでした。
それにしても後輩事務員さんは、どんな呼称で皆のことを呼ぶのやら……。

お読みいただき、ありがとうございます。


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