2: ◆C2VTzcV58A[saga]
2017/05/04(木) 22:38:07.55 ID:CLAG1k5JO
ある日の事務所
P「………」カタカタ
3: ◆C2VTzcV58A[saga]
2017/05/04(木) 22:38:44.86 ID:CLAG1k5JO
P「………ふう」
茄子(P君、なんだか眠そう……そうだ、ここは素早く温かいコーヒーを淹れてあげて『できる彼女』であることをアピールして)
茄子「Pく――」
4: ◆C2VTzcV58A[saga]
2017/05/04(木) 22:39:45.68 ID:CLAG1k5JO
凛「心配しなくても、ちょっとやそっとのポイントで、プロデューサーが茄子さんから離れるなんてありえないと思う」
凛「普段のいちゃいちゃっぷりを見てるとね」
P「そんなにいちゃいちゃしてたっけ?」
5: ◆C2VTzcV58A[saga]
2017/05/04(木) 22:41:01.63 ID:CLAG1k5JO
光「確かに、毎日みんなからいろんなことを学ばせてもらってる!」
光「菜々さんからは、レッスンで身体が悲鳴をあげてもへこたれないガッツを!」
菜々「あ、あはは……褒められてるのはわかるんですけど、ちょっと複雑ですね」
6: ◆C2VTzcV58A[saga]
2017/05/04(木) 22:41:38.21 ID:CLAG1k5JO
光の早着替え終了後
P「さて。特訓も終わったところで、光に新しいお仕事のお知らせだ」
7: ◆C2VTzcV58A[saga]
2017/05/04(木) 22:42:28.24 ID:CLAG1k5JO
光「というわけで菜々さん! アタシにメイドのなんたるかを教えてくれ!」
菜々「まさかこんなところで、学生時代にメイド喫茶でアルバイトしていた経験が役に立つとは……」
光「学生時代?」
8: ◆C2VTzcV58A[saga]
2017/05/04(木) 22:43:07.66 ID:CLAG1k5JO
光「お帰りなさいませ、ご主人! 荷物持とうか? あとお風呂溜まってるよっ!」
P「なんかメイドというより気のいい使い魔みたいだな」
菜々「元気がいいのはもちろん褒めるところなんですけど、もう少しだけ落ち着きと丁寧さがほしいですね」
9: ◆C2VTzcV58A[saga]
2017/05/04(木) 22:43:47.52 ID:CLAG1k5JO
スッ
茄子「他の女の匂いがします……あれほど私以外の女には近づくなと言っておいたのに」スンスン
10: ◆C2VTzcV58A[saga]
2017/05/04(木) 22:45:16.82 ID:CLAG1k5JO
光「えっと。元気に、けれど少しだけ丁寧な感じを忘れずに……」
光「お帰りなさいませ、ご主人! 温かい夕ご飯、用意していますよ」
P「ああ、ありがとう。光に出迎えてもらうと疲れが吹き飛ぶよ」
11: ◆C2VTzcV58A[saga]
2017/05/04(木) 22:46:22.76 ID:CLAG1k5JO
夕方
茄子「いやあ、無事お嫁さんポイントを取り戻せてよかったです♪」
12: ◆C2VTzcV58A[saga]
2017/05/04(木) 22:47:03.88 ID:CLAG1k5JO
茄子「あなたの気持ちがわかっていて、直接言葉で伝えてもらって。それでもやっぱり、私は不安なんです」
茄子「いつか、この幸せな日々が終わってしまうんじゃないかって。崩れてしまうんじゃないかって。時々、思ってしまうんです」
茄子「不思議ですよね。幸運に恵まれて、今まで何もしなくてもいろいろ受け取っていた私が、いざ大きな幸せを手にすると、それを失うことをなにより恐れてしまっている」
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