過去ログ - フレデリカ「緑色の目をした怪物」
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32: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2017/05/08(月) 22:48:53.50 ID:1Emvc07i0
モバP「それに……あの怪物はフレデリカに呪いをかけていた」
茄子「……あの暗闇も呪いの一つだったんですよね?」
モバP「ああ」
モバP「自分の姿しか見えないような暗闇だ、そこに一人でいる孤独感は通常より数倍以上になるだろう」
モバP「それもまた、他者を恨み、妬む、一つの材料となる」
フレデリカ「あの怪物は一緒だったけどねー」
モバP「だが、心が休まることはなかっただろう?」
フレデリカ「……うん」
モバP「……それだけじゃなく、あの怪物は嫉妬心が増幅しやすいような呪いもかけていたんだ」
モバP「きっと、普段よりも嫉妬しがちになっていたことだろう」
まゆ「……そんな呪いもかかってたんですか?」
フレデリカ「かかってたねー」
フレデリカ「んー、たとえば……今日の話だけどね」
フレデリカ「まゆちゃん、今度プロデューサーとお買い物行くことになったでしょ?」
まゆ「え……あ、はい」
フレデリカ「そのときね、どうしてアタシを誘わなかったんだろうって」
フレデリカ「どうしてフレちゃんじゃなくてまゆちゃんだったんだろうって」
フレデリカ「すーっごく、嫉妬しちゃってた」
まゆ「そうだったんですか……」
まゆ「……」
フレデリカ「あ、でも変に考えないでも大丈夫!」
フレデリカ「今のフレちゃんは嫉妬してないし、素直におめでとうって感じだよ!」
フレデリカ「フレちゃんだって今度プロデューサーとお買い物に行く約束してるしねー」
フレデリカ「だから、大丈夫」
まゆ「……そうですか」
芳乃「……なれば、その嫉妬が爆発したときにあの怪物が現れた……ということでしてー?」
フレデリカ「そだねー」
フレデリカ「アタシの中の気持ちがあふれちゃったとき、あの怪物も出てきたの」
フレデリカ「だから、人のいない部屋に行くまで気持ちがこぼれないよう我慢してたんだー」
ほたる「あ……だから誰にも被害がなかったんですね……!」
フレデリカ「今日だけはほたるちゃんに見られちゃったけどねー」
フレデリカ「でも、みんなを連れてきてくれたからラッキーだったかも!」
ほたる「……そうですね」
ほたる「偶然、入った部屋に皆さんがいて……そのまま助けを呼べましたし、幸運だったのかもしれません」
茄子「かも、じゃなくて、幸運だったんですよー♪」
ほたる「そうでした……ふふっ」
フレデリカ「うふふっ♪」
フレデリカ「……それでね、アタシの中から現れた怪物はいっぱい暴れた後私の中に帰ってきてね」
フレデリカ「『お前が自制できないからこうなるんだ。お前が迷惑をかけているんだ』っていっぱい言ってきたんだー」
フレデリカ「それでね、アタシはやっぱり思っちゃうの」
フレデリカ「どうしてアタシだけ……って」
まゆ「……」
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