過去ログ - 【モバマス】P「なぁカミサマよ、願わくば」
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46:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/11(木) 23:32:37.41 ID:KJCAM6rl0



ライブ後はそのまま兵庫でもう一泊し、次の日の朝一番の新幹線で東京へと戻った。

クラリスさんは当然そのままその日はオフ。
俺は事務所へ一度顔を出し、ホテルで作っておいた今回の仕事の書類を提出してから帰途についた。

何もないアパートの一室に帰り着き、一息つく。

それから、二週間前に追加された連絡先へ電話をかける。しばらくのコールの後、通話が繋がった。

『もしもし?』

「……俺や」

『おお、ボンか。……ああそうか、今日で終わりなんやったな?』

「ああ。……もう、好きにしてくれて構わん」

『あいよ。……あ、お前、契約は忘れとらんやろな?』

「ちゃんと用意しとる。心配いらん」

『そうか、ならええわ。……ほな、切るぞ。達者でな、ボン』

「……アンタもな」

電話を切って、部屋の隅に放り投げた。二週間前の、掛け直したあの時を思い出す。



「もしもし」

『……なんじゃボン。こっちゃ忙しいんやぞ?』

「……頼みがある」

『ああ?』

「今日から数えて二週間。十二月の二十六日まで。××金融に仕掛けるんは抑えてくれんか」

『……何を言うとんじゃお前。なんでそんなこと聞かなあかんねん』

「大事な仕事があるんや。二十六日になったらスッパリ会社はやめる。せやから」

『そらお前の都合やろうが。こっちにはこっちの事情があるんじゃ。聞いてられるかそんなもん』

「そう言わんといてくれ。……頼む」



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