過去ログ - 三船美優「サイレントマジョリティ」佐藤心「ノイジーマイノリティ」
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11: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2017/05/12(金) 18:12:11.63 ID:VhHRxgJT0

〜〜〜〜〜


さて、レッスンの日々に戻り、心のことも頭から抜け落ちようかという時、美優に吉報が届いた。
以下略



12: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2017/05/12(金) 18:12:40.95 ID:VhHRxgJT0

あっという間に撮影の日はやってきた。
役柄上仕方がないことではあるが、衣装はOL風のもの。袖を通す際に少し、嫌な気分が胸をよぎった。
それに加えて、初めての撮影現場。見るからにこの世界で長そうな方から、歳は下でも自分より落ち着いた人まで。

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13: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2017/05/12(金) 18:13:07.45 ID:VhHRxgJT0

ドラマ撮影の現場というのは、とにかく目まぐるしい。邪魔にならないようにと端に立ち、全体を眺めてはいるものの、何も頭に入って来てくれない。
そうこうしている間に美優の出番がやってきてしまった。
思えば、今までの人生でここまで他人から注目を浴びることがあっただろうか。
何かを代表して前に立ったことなど一度もない。見られないように、目立たないように生きてきたのだから当然だ。
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14: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2017/05/12(金) 18:14:02.19 ID:VhHRxgJT0

その場にいた全ての人間の視線が、彼女に注がれる。
当の本人は涼しい顔だが。

「〜♪ あ! 続けちゃって〜?」
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15: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2017/05/12(金) 18:14:38.73 ID:VhHRxgJT0

(あっ……と、とにかく……)

「す、すみません」

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16: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2017/05/12(金) 18:15:10.66 ID:VhHRxgJT0

「……あれ?」

"問題なく"?

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17: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2017/05/12(金) 18:15:44.12 ID:VhHRxgJT0

「あれあれ? もしかして美優ちゃん、"私のためにわざわざ……"なんて思っちゃった〜? そういうの、嫌いじゃないぜ☆」

「い、いえ、そ、そういうわけでは……なくて……」

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18: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2017/05/12(金) 18:16:14.70 ID:VhHRxgJT0

「でもでも〜、期待してたおこぼれはないのかな☆ 帰ろっと☆ んじゃね♪ ……あ、美優ちゃん、オーディション通過おめでと♪」

またもや、こちらが唖然としているのをよそに、心は目の前からいなくなっていた。

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19: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2017/05/12(金) 18:17:23.59 ID:VhHRxgJT0

〜〜〜〜〜


いくらか時間が経ったある日、事務所のPCを借りて、調べてみることにした。
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20: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2017/05/12(金) 18:18:04.01 ID:VhHRxgJT0

「モデル部門への異動……ですか?」

なんでも、この事務所は近々、モデル部門の強化を図るつもりらしい。
アイドルという業界全体が近ごろ不振気味で、タレント部門やモデル部門の方が使いやすいという業界の流れもあるようだ。
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21: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2017/05/12(金) 18:18:36.26 ID:VhHRxgJT0

「お? 美優ちゃん、悩み事かい☆ 悩みがあるならぁ、このはぁとに相談してもいいんだぞ☆」


「……え?」
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