過去ログ - 三船美優「サイレントマジョリティ」佐藤心「ノイジーマイノリティ」
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◆i/Ay6sgovU
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2017/05/12(金) 18:07:28.99 ID:VhHRxgJT0
もう少し、自分より後に演技をする人の並びを横目で見ていると。
(……え?)
以下略
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◆i/Ay6sgovU
[saga]
2017/05/12(金) 18:08:31.24 ID:VhHRxgJT0
もしかして、自分は受けに来るオーディションを間違えてしまったのか?
そう思ってしまうほどに、前述の女性は自信満々に自己紹介を終わらせ、セリフの読み上げに入った。
「や〜ん♪ 悩みがあるならぁ、このはぁとに相談してもいいんだぞ☆」
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◆i/Ay6sgovU
[saga]
2017/05/12(金) 18:09:30.45 ID:VhHRxgJT0
「では、以上でオーディションを終了とします。結果は事務所を通じて後日ーー」
いつの間にか、最後の参加者の演技をもって、オーディションは終わっていた。
それでも、他の参加者が続々と部屋を後にするタイミングになっても、美優は心を見つめていた。
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9
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◆i/Ay6sgovU
[saga]
2017/05/12(金) 18:10:30.81 ID:VhHRxgJT0
言ってから気が付く。これは失礼だ。余りにも。
単純に、疑問を言っただけだった。
普段の美優なら絶対に言わないだろう。普段の、相手の顔色を見て、言葉を選び、慎重に話を進めていた美優だったら。
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10
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◆i/Ay6sgovU
[saga]
2017/05/12(金) 18:11:23.88 ID:VhHRxgJT0
呆然と会場を後にし、自宅に帰っても、美優の頭の中には、あの異質な存在が支配していた。
彼女は一体なんだったのだろうか。
もしかして、募集要項には隠れたメッセージが書いてあって、あの恰好が正解なのでは?
まさか、本当に宇宙から……?
以下略
11
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◆i/Ay6sgovU
[saga]
2017/05/12(金) 18:12:11.63 ID:VhHRxgJT0
〜〜〜〜〜
さて、レッスンの日々に戻り、心のことも頭から抜け落ちようかという時、美優に吉報が届いた。
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12
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◆i/Ay6sgovU
[saga]
2017/05/12(金) 18:12:40.95 ID:VhHRxgJT0
あっという間に撮影の日はやってきた。
役柄上仕方がないことではあるが、衣装はOL風のもの。袖を通す際に少し、嫌な気分が胸をよぎった。
それに加えて、初めての撮影現場。見るからにこの世界で長そうな方から、歳は下でも自分より落ち着いた人まで。
以下略
13
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◆i/Ay6sgovU
[saga]
2017/05/12(金) 18:13:07.45 ID:VhHRxgJT0
ドラマ撮影の現場というのは、とにかく目まぐるしい。邪魔にならないようにと端に立ち、全体を眺めてはいるものの、何も頭に入って来てくれない。
そうこうしている間に美優の出番がやってきてしまった。
思えば、今までの人生でここまで他人から注目を浴びることがあっただろうか。
何かを代表して前に立ったことなど一度もない。見られないように、目立たないように生きてきたのだから当然だ。
以下略
14
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◆i/Ay6sgovU
[saga]
2017/05/12(金) 18:14:02.19 ID:VhHRxgJT0
その場にいた全ての人間の視線が、彼女に注がれる。
当の本人は涼しい顔だが。
「〜♪ あ! 続けちゃって〜?」
以下略
15
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◆i/Ay6sgovU
[saga]
2017/05/12(金) 18:14:38.73 ID:VhHRxgJT0
(あっ……と、とにかく……)
「す、すみません」
以下略
16
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◆i/Ay6sgovU
[saga]
2017/05/12(金) 18:15:10.66 ID:VhHRxgJT0
「……あれ?」
"問題なく"?
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