21: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/05/21(日) 07:17:27.83 ID:srcZDy/ro
よっちゃんの口から僅かに漏れる小さな声……。
それは本当に小さな呟きだった。
22: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/05/21(日) 07:18:05.96 ID:srcZDy/ro
善子「……今回はそういう感じなのかな?」
よっちゃんが呟いた。その眼は――2日前に屋上で見たあの眼。
23: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/05/21(日) 07:18:32.81 ID:srcZDy/ro
ドクンドクンと心臓が激しく脈打つ。
異様な状況に光景に、そしてよっちゃんの異様な雰囲気に体が強張る。
24: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/05/21(日) 07:18:59.83 ID:srcZDy/ro
自体が飲み込めない頭のまま、跳ねられたよっちゃんを目で追う。
25: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/05/21(日) 07:19:36.65 ID:srcZDy/ro
* * *
26: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/05/21(日) 07:20:03.56 ID:srcZDy/ro
「――子、梨子!?」
梨子「――え……?」
27: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/05/21(日) 07:20:33.85 ID:srcZDy/ro
私は部屋にいた。自分の部屋に。
梨子「ゆ……め……?」
28: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/05/21(日) 07:21:00.64 ID:srcZDy/ro
朝ごはんもう出来てるからと付け加えてお母さんは部屋を出て行った。
部屋を出て行くお母さんが「でも、心配だし……通学は千歌ちゃんと一緒に……」などとぼそぼそ言っていたような気がした。
29: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/05/21(日) 07:21:27.24 ID:srcZDy/ro
どうしても、あのリアルに感じていたものが夢だったとは思えない。
……いや、夢であってくれるなら、それに越したことは無いんだけれど……。
30: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/05/21(日) 07:21:53.30 ID:srcZDy/ro
のそのそとベッドを抜け出して、机の上に置かれているスマホに手を伸ばした。
スマホの画面を付けると
31: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/05/21(日) 07:22:21.89 ID:srcZDy/ro
通学バスに揺られる。
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