過去ログ - 【ミリマス】ファーストキスは突然に【みななお】
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9: ◆OYYLqQ7UAs[saga]
2017/05/23(火) 21:50:40.31 ID:McRNmRV4o
 苦しげに息継ぎを行ってしまうほどに激しいそのキスは、やがて当然のように舌を絡めあうものへと変化していく。
 それに対して拒否もせず、拙いながらも応えているのは、幸か不幸か、美奈子にそういう適正があったのだろう。
 奈緒への好意、秘めたMっ気、そして何より、自分が食べられていると錯覚するほどに求められていることが、美奈子には何よりも嬉しかった。
 それは自分の料理を食べてもらえる嬉しさにも似て、しかし全く異なる喜びであり、悦びであった。

「みな、こぉ……」

 奈緒の舌が美奈子の口内を隅々まで蹂躙し、味わいつくしていく。
 さっきまで食べていた料理の残滓を求めるかのようなその動きはしかし、まるで蛇のようにねっとりとした動きで。
 息継ぎの合間に名前を呼ばれたのが更なるトリガーとなって、ゾクゾクと美奈子の背筋を悦びが這い上がっていく。

「なお、ちゃん……」

 もはやここまで来てしまえば美奈子も自分から止めるなどという思考は失われていた。
 自分を求める奈緒の舌に少しでも応えたくて、ただひたすらに奈緒の舌に自分のそれを絡ませようと追いかけていく。
 息継ぎの一瞬だけ目を開けば、薄目を開けた奈緒の顔が間近にある。
 その顔はどこか艶っぽくて、どこか格好良くて、それでいて可愛くて。


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