過去ログ - 【ミリマス】夜に輝く星座のように【なおあり】
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9: ◆OYYLqQ7UAs
2017/07/08(土) 17:03:56.12 ID:8jYM6AV4o
でも、亜利沙以外の、例えば美奈子とかがプロデューサーさんのことが好きだったら、って考えても、今ほどモヤモヤはしない気がした。
なんなら、実は裏ではもうプロデューサーさんと美奈子が付き合ってます、なんて想像をしても、素直に祝福できる気がした。
まあその場合は、プロデューサーさんの胃袋と体型を最初に心配せなあかんけども。

ようわからん気持ちを抱えたままもう一度プロデューサーさんの机に行って、亜利沙の写真を手に取った。
今までなかようしてきた亜利沙とは違う亜利沙の一面。あれで不器用な性格なのは知ってたから、これは演技じゃなくて、多分本当に誰かのことを考えてるんやろなぁ、とは確信できた。

この顔、私に見せてくれたらいいのに。
次の瞬間、まるで流れ星が降るかのように、そんな気持ちが私の心にストンと落ちた。
取られたような気持ちになっていたのは、プロデューサーさんを、じゃなくて、プロデューサーさんに、だったということ。

少しの間だけ、その想いを素直に自覚できへんかった。
けど、買出しから小鳥さんが帰ってきた頃には、私は亜利沙のことが好きなんや、って正直に思えるようになっていた。
同時に、写真の中で柔らかく笑う亜利沙の表情が、まるでナイフのように私の胸をチクチクと刺すようになっていた。

何もかもが欲しい、とさえ思うような恋心なのに決して叶うことはない。
失恋ソング、上手く歌えるようになるかもしれんなぁ。なんて、少しだけ現実逃避したのは内緒や。



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