過去ログ - 【安価・コンマ】ここが君のヒーローアカデミア  緑谷「その2!!」
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206: ◆kJvreq6TbQ
2017/08/06(日) 20:04:07.73 ID:6b8HiSxV0
一方其の頃

緑谷はオールフォーワンとワンフォーオールについて話を聞いた。
しかし、それについて深く言及するのは後。あることに違和感があったからだ

緑谷「...気になるな...」

君くんの様子..可笑しかった。ちょっと失礼だけど、何があってもあんなことしない..何より顔が笑ってない。
やられた事...引きずってるのかな

彼の身に何かあったのなら心配だ。もし、仮にもしヒーローをやめるなんてことになったら、大事な、一人の英雄になりうる器がつぶれてしまう
何より、友達として....助けてあげたい
そう考えながら歩いていると

-[ゥゥ..う、ぐ-ああ、...!]

緑谷「!?」

緑谷(だ、誰か?泣いて-)

仮眠室近くの角道。ほとんど誰も寄り付かないところに珍しく声が聞こえるのも驚きだが、誰かが泣いているのがその驚きを凌駕した
どうしても気になるのでチラッと確認すると

緑谷「ぇ...」

君が泣き崩れていた

君「っ....!」

君「ど、っどうし..ったの?こっちに何かようが?」

緑谷「何かあったんだね?出来れば...その、友達として、親友として悩みがあるなら聞かせてくれないかな?」

君「...座って。」

緑谷「..具合が悪いの?」

君「い、や...病院でしっかり休んだか、ら大丈夫」

君「...怖いんだ、俺は..体も、心も強くないから」

君「だから、誰にも見られないように、ここで、恐怖をはらしてたんだ...」

緑谷「君くんでも、怖い時あるんだね..僕も..戦うのは怖いけど、ステインの時も慣れた感じだったから..」

緑谷「恐怖なんてないものだと思ってた..」

君「それも...そう、だけど、俺は...おれは..ほんとうに..た、正しい存在なのか。間違ったことはしてないのか」

君「..自分のやってることが..恐ろしい..自分のやってることが..とんでもない悲劇を..招くんじゃないかって...」

緑谷「...敵と戦いたくないんだね?」

君「..ああ、俺は今更になって...敵が怖ろしくなってしまった。緑谷くんは、初めステインと一対一だったんだろ...」

君「俺だったら..きっと、殺されてた...っきみは..怖ろしくなかったの?」

緑谷「..恐かったよ..ステイン、本当の強者。..奴に対して戦えるのか、僕の失敗で、飯田くんたちを見殺しにしちゃうんじゃないかって」

緑谷「でも、僕はそれ以上に守りたいって思いが強かった。ステインと対峙した時は、どうやって守るかを考えてたから...」

君「...ごめん緑谷くん、俺がきみと同じヒーローになる一人のだって..思ってた..侮辱だった。」

緑谷「い、いやそんなことないよ!い、今だって戦う時は震えるし!」

君「俺は贋物のヒーローだ、でも、きみのそれは違う。ヒーローになる動機は些細なものかもしれないけどその在り方は本物だ」

緑谷「何言ってるんだ..君くんが贋物のヒーローだなんて..」

君「ゴロツキの一人の足を抉った。..本来は救わなきゃならないはずの人の足を、抉ったんだ」

君「その後も、油断でやられる始末。その後、マウントレディが無力化してくれたけど..それは俺がするべきだったんだ...」

君「少なくとも..ヒーローであれば..同じことをしようとしたと思う..」

自分は何してるんだろうか。親父に染められ、どれだけ心が醜くなってしまったのか。

君「そっからは...無我夢中で戦った...その結果がこれだ...」




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