136:名無しNIPPER[saga]
2017/09/12(火) 21:30:52.71 ID:BAzZeNB60
【視野】
放課後になり、入部届けをヒサシに提出してから部室に向かった。
137:名無しNIPPER[saga]
2017/09/12(火) 21:32:04.02 ID:BAzZeNB60
「胡依先輩は？」
「コンビニ行ってくるってさ」
138:名無しNIPPER[saga]
2017/09/12(火) 21:32:43.02 ID:BAzZeNB60
純粋なもの。きっと、楽しさややりがいがついてまわるもの。
こうすると決めたら徹底してやり抜く態度。
その意味での気概。慎始敬終。徹頭徹尾。毒を食らわば皿まで。
139:名無しNIPPER[saga]
2017/09/12(火) 21:33:39.33 ID:BAzZeNB60
「ただいまー」
がらっと勢いよくドアが開けられた。
あたりまえだけど胡依先輩が来た。手にはポリ袋を引っさげている。
140:名無しNIPPER[saga]
2017/09/12(火) 21:34:37.12 ID:BAzZeNB60
「ケーキ買ってきたからみんなで食べよ」
「ゴチになっていいんですか？」
141:名無しNIPPER[saga]
2017/09/12(火) 21:35:09.89 ID:BAzZeNB60
「何度描いても、女の子がうまく描けないんだよ」
「……へえ」
142:名無しNIPPER[saga]
2017/09/12(火) 21:36:17.60 ID:BAzZeNB60
ゆるふわ系のオーラってわけでもないんだけど、気が付いたらペースを握られてしまう、みたいな。
年上のなせる技……なのかなあ。
143:名無しNIPPER[saga]
2017/09/12(火) 21:37:03.80 ID:BAzZeNB60
「えー、でも、私的にはそらそらくんの車の絵はじっくり描いたんだー、って思えたよ」
「あざーす」
144:名無しNIPPER[saga]
2017/09/12(火) 21:37:36.39 ID:BAzZeNB60
「……どうしようね」
「考えてなかったんですか」
145:名無しNIPPER[saga]
2017/09/12(火) 21:38:05.57 ID:BAzZeNB60
「二人は、姉妹とかこの学校にいないの？」
「いないっす」
146:名無しNIPPER[saga]
2017/09/12(火) 21:38:45.18 ID:BAzZeNB60
「その子も、高校から入ったの？」
「いや、妹は中学からで、部活は陸上部に入ってます」
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