181:名無しNIPPER[saga]
2017/09/23(土) 09:57:54.06 ID:sxjls/bm0
どこか、見覚えのあるような。
それは今と違ってもっと攻撃的、というか、敵意をまっすぐと向けられていたような、そんな気もするけれど。
数秒よりももっと刹那的な沈黙のあと、東雲さんの強張った表情もどこかへ溶け落ちてゆき、いつもの彼女の笑みが戻った。
彼女は胸元をきゅっと握って、軽くふうとため息をついた。
「なんか、ごめんなさい。……なんとなく、だけど、未来くんの絵、私は好きだよ」
「え……ああ、うん」
「描いたら、また見せてほしいな」
「そう改まって言われると恥ずかしい」
「……いや、大丈夫だよ」
何が、というのも訊くだけ野暮なのかもしれない。
答えてくれなさそうだし。よく知らんけど。
1002Res/840.07 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。