840:名無しNIPPER[saga]
2017/12/14(木) 18:43:55.44 ID:oAV4+yJj0
「シノちゃんと愛を語り合ってたら眠くなくなってきちゃったかも」
「語り合ってないですけど」
「こまけーことはいいんだよ!」
居酒屋で年下を窘めるおじさんのような口調で言いつつ、私の肩をバシバシと叩く。
さっきまでのとろんと底まで溶けていってしまいそうだった瞳は、言葉の通り普段のものに戻っている。
「風にあたりにいこっか」
「いまからですか?」
「いいじゃん」
「……もう夜中ですよ」
どういう意図かも確認する前に真面目に返答すると、彼女はふふんと笑った。
「お堅いことは言わずにさ。風邪引くといけないからあったかい服装してね」
有無を言わせずに私に立ち上がるように促して、ソファの横に掛けてあった上着を手渡される。
財布をポケットに入れていたから、きっと行くとしてもコンビニまでだろう。
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