851:名無しNIPPER[saga]
2017/12/14(木) 18:53:57.36 ID:oAV4+yJj0
「そんなに行きたいんですか?」
「うん」
「なら、楽しみにしてます」
言って、宙ぶらりんになっていた彼女の右手に向かって自分の左手を差し出す。
断る理由がない、というのが半分。
「ゆーびきーりげーんまーん!」
「恥ずかしいので止めてもらえますか?」
「いいじゃんいいじゃん。どうせ私たち二人しかいないんだし」
「それは……まあ、そう、ですけど」
もう半分は……うまく言葉にできる自信がないから、今よりもうちょっと時間が経ってから再検討してみよう。
それよりも、今私がすべきことは──。
ひとつ小さく咳払いをしてから、部長さんに向き直る。
「部長さん」
「ん?」
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