過去ログ - 追われてます!
1- 20
910:名無しNIPPER[saga]
2017/12/28(木) 15:49:20.81 ID:xOgRNUoX0

 ぽつりぽつりと紡がれる言葉を、俺は黙って聞く。
 声が止まってからも続きを待っていると、一分程過ぎた後に、先輩はこくりと喉を鳴らした。

「だから、あの子を助けたいって、そう思っちゃうのは、駄目なことなのかな?」
以下略



911:名無しNIPPER[saga]
2017/12/28(木) 15:50:51.24 ID:xOgRNUoX0

「胡依先輩がそう思ってるなら、それでいいんじゃないですか?」

「……本当に?」

以下略



912:名無しNIPPER[saga]
2017/12/28(木) 15:51:27.41 ID:xOgRNUoX0

「ありがとう」と胡依先輩は言った。
「私が間違ってると思ったらすぐに教えてほしい」とも言った。

 俺の目が曇ってる可能性は、と言いかけて、押しとどめた。
以下略



913:名無しNIPPER[saga]
2017/12/28(木) 15:52:27.89 ID:xOgRNUoX0

 頭のなかで思い描いたイメージ通りに、胡依先輩は「それだけだよ」と答える。
 だったら無理に続きを問いただすようなことはしないし、こんな卑怯な質問に乗っかってくれるあたり、この質問の意図は彼女に伝わっていると思う。

 なぜなら、それだけ、なんてことはありえないのだから。
以下略



914:名無しNIPPER[saga]
2017/12/28(木) 15:53:40.78 ID:xOgRNUoX0

「胡依先輩と東雲さんのやり取り、見てて楽しいんで、もっと仲良くなってほしいです」

「えー、見せ物じゃないのに」

以下略



915:名無しNIPPER[saga]
2017/12/28(木) 15:54:13.48 ID:xOgRNUoX0

「どういう意味ですか」

「えっと、そうだな。んー……白石くんは、妹ちゃんのこと好き?」

以下略



916:名無しNIPPER[saga]
2017/12/28(木) 15:54:40.51 ID:xOgRNUoX0

「これが、さっきの答え」

「……」

以下略



917: ◆9Vso2A/y6Q[saga]
2017/12/28(木) 15:57:29.97 ID:xOgRNUoX0
今回の投下は以上です。
このスレで完結するかは定かではないですけど、終わりは見えてきました。


918:名無しNIPPER[sage]
2017/12/28(木) 16:43:40.75 ID:zpk1cFZSO



919:名無しNIPPER[sage]
2017/12/28(木) 17:58:10.60 ID:MpLrAypIo
乙。


1002Res/840.07 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice