959:名無しNIPPER[saga]
2018/01/31(水) 17:50:29.98 ID:bbAsJ8Or0
「いえ、なんでも」
「白石くんは何か勘違いしてるよ! 私は胡依ちゃんのことなんてどうでもいいし! 呼び出しておいて放置されてもなんとも思わないし!」
「それ飼い慣らされてるってやつじゃないですか」
「うっさい!」
「怒んないでくださいよ」
「先輩をからかう方が悪い!」
「それは……いや、俺何も言ってないですよ」
直接言及しないだけでからかっている自覚はあったけれど。
「あと、頼まれたからってそれだけで教えてくれる理由にはなりませんし」
「うう……そりゃまあ、ちょーっとは何かあるんじゃないかなって考えてた部分はあったよ?」
「つまり、何かしらワンチャン狙ってたと」
「それ、言い方がイヤ」
「間違ってはないでしょ」
「いや、だって……だってさぁ……」
ポッドから熱湯を注いだカップをすぐ横に置いて、元の位置に戻った萩花先輩は、
むすーっと不満げに頬を膨らませ、拗ねたように椅子の上で膝を抱えた。
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