987:名無しNIPPER[saga]
2018/01/31(水) 18:12:18.67 ID:bbAsJ8Or0
おもしろかったらしい。部長さんにとっては。
じゃあ私にとってはどうなのかと再度考えたが、やはりどうとも思えなかった。
最低限の文章作法。一人称。簡素な文体。会話はほとんどせずに、語り手がつらつらと出来事を語るだけ。
物語設定にもこれといった工夫やこだわりはせずに、登場人物の二人に名前をつけていない。まず考えてすらいない。
描写したのは、身なりや背丈のおおまかなイメージと、場面場面の服装くらいで、かといってそれを気に留める人なんていないだろう。
絶対に必要というわけではないと思った部分は徹底的に排除した。
というのも、ひとたび何かを書けば、それまでの一本道が枝分かれするように広がってしまうような気がして、
それで迷いが生じるくらいなら、初めから書かないことを選んだ。
だから、おもしろさは全くと言っていいほど意識しなかった。ただ何となく書き始めて、ただ何となく終わろうとしているだけのことだ。
とまあ、"おもしろい"と言われたことが気にはなったのだが、自分の書いたものを褒めてくれるなんて、掛け値無しにありがたい話で、だから素直に嬉しいとは思っていた。
そして、それはやはり絵のときとは違っていて、驚きつつもほっとしている自分がいることに、少しだけ自己嫌悪した。
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