2:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/05(火) 20:59:33.24 ID:TUToinu60
暁「あれは春先くらいだったかしら……レディな私は恐れることなく真夜中に一人でトイレに向かったの」
響「私が断ったからだね」
暁「余計な事言わないでっ!……とにかく私はたどり着いたの」
暁「そこは薄気味悪いくらい静かだったわ。水滴の音すら聞こえるくらいにね」
・
・
・
暁「誰か居る?」
暁「…………も、もちろん誰も居ないわよね……」
暁「レレレディは怖くなーい。一人だってへっちゃら〜」
ぴちょん
暁「ひっ!」
暁「みみ水の音よね!絶対そう!分かってるんだもんね!」ガタガタ
暁「早くすませて……べ、別に怖いわけじゃないんだからね!」ガチャリ
暁「一番近いところで……」ぬぎっ
暁「うんっ……ふっ……」ちょろっ
――トントン――
暁「――!!」
暁(なに、今の音……?)
――トントントン――
暁(気のせい?ううん、違う。音がしてる。誰か……何かがドアを叩いてるんだ!)
神?「……て……やく出……」
暁(何なの?この何かを押し殺してるような、今にも何かが終わってしまいそうな声は?)
?風「出て……やく……てよぉ!」ドンドン
暁(いやっ!だんだん強くなってきてる!……ドアの前に居る『何か』が怒ってるんだわ)
??「はや……ねがい……!」ダンダン
暁(こ、怖い!)ぎゅむっ
??「出てきて〜〜!」ガンガン
暁(耳をふさいでも声が聞こえてくる!それにドアが今にも壊れそうなほど震えてるっ)
??「は〜や〜く〜」
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