過去ログ - 武内P「あだ名を考えてきました」
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935:名無しNIPPER[sage saga]
2018/05/23(水) 02:09:02.73 ID:sCd2XJe5o

「フフ……!」


 女が、笑う。
 その妖艶な笑みに、魅了されぬ者など居ない。


 女は、世界はどこまでも広がっていく。
 次は、メキシコ。
 聞こえるか、マラカスの音が――!


「だけど……今日はここまでにしておこうかしら!」


 何故。


 女に、メンバー達が視線で問いかける。
 嗚呼、しかし、本当にマラカスの音が聞こえない。
 スパイシーな、サルサの香りが漂ってこない。


 代わりに聞こえるのは――彼女達の、曲。


 女は、踊っている。
 彼女達が、舞踏会で披露する曲の振り付けで。


「……!」


 それが、何を意味するのか。
 世界は――女は、語らない。


 だが、女の踊りを見たメンバー達の瞳に、光が宿る。
 隣に目をやると、同じ目をした、仲間達が居る。


 女は――世界は、一つにしたのだ。
 一見バラバラで、まとまりのない、個性達を包み込んで。


 ……その事実が、ただ一つの、真実!



「眠くなったわ!」



 でも無かった。


 女は、何事もなかったかのように自分の布団に入り、目を閉じた。
 世界は、止まらない。
 だが、世界も眠るのだ。


「お先に、夢を見させて貰うわ!」


 その女、あまりにもフリーダム!


「世界を掴む、その時の夢をね!」


 そして、あまりにもダンサブル!


 ミュージックは、寝息とため息……レッツ・スタート!



おわり


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