過去ログ - 武内P「結婚するなら、ですか」
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428:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/03(土) 21:04:05.86 ID:8JAh2eoKo

「渋谷さん! きっと! きっと元に戻ります!」
「もう良いよ……このままでも……」


 呼びかけても、まるで気のない言葉しか返ってこない。
 完全に後ろに――脚の間に――倒れ込んでしまわないように、
両の太ももをピタリと合わせる。
 その窪みに、ゆっくりと股間の渋谷さんは仰向けに寝転んだ。


「うん、悪くないかな」
「良くありません! 諦めないで下さい!」
「どうして? 腰の所に、フワフワもクッションもあるし」


 ――それは、玉です!
 とは、口が裂けても言えない。
 彼女は、今は私の相棒でもあるが、アイドル、渋谷凛さんなのだ。
 年若い少女に、貴女は玉袋クッションの上で寛いでいるのです、とは言えない。
 言っては、いけない。


「……うん、さっきまで怖かったけど、今はなんだか落ち着く」


 渋谷さんはそう言っているが、彼女の協力なくして現状の打破は不可能だ。


「……」


 だから……無理にでも、元気を出して貰わなくてはならない。
 恐らくは、先程まで渋谷さんが元気だったのは、その、寝ていてアレだったからだろう。
 ならば、私の考えが正しければ……。


「……」


 目を閉じ、思考の海に沈む。
 スタミナドリンクは、必要無い。
 そう、私は――



「ふ――んっ! 寝てる場合じゃない!」



 ――まだまだ、若いのだから。


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