94:名無しNIPPER[sage]
2017/11/13(月) 22:25:10.59 ID:cJ2cdFxDo
男は、いつものスーツの上下では無かった。
それは当然だね、何せパーティーだから。
黒いタキシードを着こなし、髪を整えた姿は、まあ、様になっていたね。
背が高いせいで調達に苦労したようだが、その甲斐はあるだけの見栄えだった。
そんな男の姿を見て、担当のアイドル達はとても色々な反応をしていたねぇ。
素直に褒める声や、普段からそうしていろという声。
悪くないかな、という素直ではない声を聴いた時は私も笑ってしまったよ!
女は、いつものアイドルとしてのドレスでは無かった。
それも当然だ、何せパーティーだから。
新緑のパーティー用のドレスは彼女の美しさを際立たせ、ある種、近寄りがたい神秘性を感じたね。
細身な彼女のために仕立てられたドレスを纏った彼女は、まるで女神のようだったよ。
そんな女の周りには、とても色鮮やかな花達が一緒に居た。
しかし、普段とは違う女の様子を心配する声がほとんど。
最初は私も何事かと思っていたんだが、すぐに納得したよ。
陽気な音楽が、優美なワルツに切り替わる前に、男が女の方へ歩み寄っていったのを見てね。
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