過去ログ - LiPPS「MEGALOUNIT」
↓ 1- 覧 板 20
115:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 14:36:50.26 ID:sXivYPE/0
「気づいてるでしょう? 私達、あなたをナメているのよ」
「だろうね」
堪らなくなって、私はとうとう声を荒げた。
「プロデューサー、仕事の度に現場の人達に頭を下げているじゃない。私達のせいで。
腫れ物に触るような態度を取るんじゃなくて、しっかり私達と向き合って素行を正す事も、担当プロデューサーとして、いいえ、大人として大切な役目じゃないの?」
「奇妙な事を言われている気もするが、怒る方も辛いんだよ」
うーん、と言葉を探しながら、プロデューサーはタバコを灰皿に捨てた。
「自分達をどうしたいのか、速水さんは以前俺に聞いていたな」
「本音を言えば、どうもしたくない」
「えっ――」
「なぜ怒らないのか、っていうのも、同じような理由だな。どうでもいいんだ、別に」
言葉を失う私に、プロデューサーはさらに信じられない言葉を発した。
「なぜなら、俺は君達に何一つ期待していないからね」
769Res/709.86 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。