過去ログ - LiPPS「MEGALOUNIT」
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371:名無しNIPPER[saga]
2017/12/18(月) 23:58:58.30 ID:78VDBhPt0
 階段を飛び出し、アタシ達の体は宙に放り出された。

 差し詰めスキーのジャンプ台のようなその階段は、思っていたよりずっと段が多くて、一番下まではゆうに5mはありそうな高さだった。

 つまり――5mの高さからこのバイクは落ちるのだ。今この瞬間。

「ちょ――」
「喋ると舌噛むぜ! ケツを浮かせろ、歯ぁ食いしばれ!!」


 う、ウソでしょ――ムリ、絶対ムリだって。


 死ぬ間際は、時間の流れがスローモーションになるって、よく言うけど、コレのことかな?


 この土壇場で、そんなのんきな考えがふと頭をよぎったのを戒めるかのように、次の瞬間、猛スピードで下のアスファルトが迫ってくる。



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