過去ログ - LiPPS「MEGALOUNIT」
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50:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 11:33:19.38 ID:sXivYPE/0
「聞いてた話と違うもん。約束が違うでしょうよ」
「じゃあ、周子は今日何もしないでこのまま帰るのね?」
「そ、そう言いたいワケじゃ――」
プロデューサーさんが、手を振りながら私達の間に入る。
「現場はナマモノだ。流動的に色々な事が起きるのはしょうがないし、今回は塩見さん達の責任じゃない。
何かあったら俺が主催者側に頭下げるし、その後の君達へのフォローもちゃんとするよ」
「アイドルの第一印象を左右する初舞台って、すっごく重要だと思うんですけど?」
「そこも含めて、俺がフォローするさ。できる限りね」
今日のプロデューサーさん、ヤケに押しが強いな。
「だからやれって?」
「ううん、帰っても構わない。どのみち俺が謝る事になるけど」
「も、もちろん僕も謝ります」
美嘉ちゃんの担当さんも、プロデューサーさんに加勢する。
これもう、遠回しに「いいからやれ」って囲ってるようなもんやん。
うぅ〜〜ん――!
「――はいはい。もうどうなっても知らないからね?」
とうとうあたしの心が折れた瞬間、奏ちゃんは意味ありげに彼と目配せをした。
――気がした。
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