過去ログ - LiPPS「MEGALOUNIT」
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51:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 11:38:54.43 ID:sXivYPE/0
あーあ、何でこんな事になっちゃったんだか。
まぁ、今度美嘉ちゃんに会ったら文句言ったろ。
あたしのせいじゃない。
52:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 11:41:14.74 ID:sXivYPE/0
んで、そのマジカルなんちゃらさん達は盛大に滑ってた。
そりゃあ、昼間っからこんな所でおムネがどうだのアッチの口だの、下ネタ連発されたら――ねぇ?
あはは、ひどいなー。何がシリコンメガ盛りやねん。
53:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 11:43:26.36 ID:sXivYPE/0
「そう」
「ま、こんな状況だし、成功しろってのが無理じゃない? 見てよアレ」
「ふふ――それもそうね」
マジカルさん達がでっかい重荷をあたし達に背負わせ、ステージから捌けていく。
54:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 11:45:19.09 ID:sXivYPE/0
「えー、どうもありがとうございました。
それではですね、え〜お次はいよいよ皆さんお待ちかね――あ」
「す、すいません。あの〜、城ヶ崎美嘉ちゃん。
55:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 11:47:05.82 ID:sXivYPE/0
【2】
(■)
初めてにしては上出来だ、なんていうのは、出来を評価する言葉として最低だ。
56:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 11:48:58.55 ID:sXivYPE/0
なぜ、私達二人が『リップス』と、司会者からアナウンスされたのか?
その理由は、会場に大きく手書きで掲示されたイベントの次第にあった。
57:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 11:50:49.63 ID:sXivYPE/0
「すごいな二人とも、良くやったぞ」
舞台袖、プロデューサーがいつになく驚いた様子で私達を出迎える。
「まさか、こんなに喜んでもらえるとは思わなかったわね」
努めて私は平静を装い、まずはプロデューサーと、次に周子の顔を見た。
58:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 11:51:40.40 ID:sXivYPE/0
予定通り、美嘉が裏手からコッソリ入ってきた。
「えっ、え――美嘉ちゃん!?」
59:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 11:54:34.31 ID:sXivYPE/0
きっかけは、プロデューサーとの話を機に、周子の意識が明らかに変わったのを確認した時だった。
与えられた役割に徹するというのは、確かに正解の一つかも知れない。
60:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 11:57:25.89 ID:sXivYPE/0
「つまり」
周子が呆れたように深いため息を吐く。
「あたしを痛い目に遭わせようと、プロデューサーさん達ともグルになって仕組んだって事?」
61:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:01:47.50 ID:sXivYPE/0
周子はケラケラと笑った。
「でもま、そんなお子ちゃまみたいなドッキリのおかげで、いつも以上の踊りができたってのもあるかな?」
「随分、好意的に捉えてくれるのね」
「ううん、全然? 今度はあたしが、どんなドッキリを奏ちゃんにかましてやろうか楽しみやなーって」
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