過去ログ - LiPPS「MEGALOUNIT」
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505:名無しNIPPER[saga]
2017/12/20(水) 20:05:26.67 ID:m6szqZZ10
ここまで来て何もせず帰ったら、何のために今日有給を取ったのか分からない。
そんなくだらない貧乏性から、俺の足はその346プロなる事務所へ向けられていた。
着いてみると、これはまた趣向の違う立派さが漂う建物だ。
とにかく超高層ビルだった961プロと違い、346プロの事務所は驚くほどという高さは無い。
一方で、外観の装飾は煌びやかで、門塀も格調高い。外構の植栽も手入れが行き届いているようだ。
いたずらに高層でない事が、逆に敷地内の容積を贅沢に使用していることの証左でもあるかのように思える。
エントランスに入ってすぐそばの、一流ホテルを思わせる受付に用件を伝える。
丁寧に会議室に通され、10分ほど待つと、白髪頭の壮年の眼鏡の男性が、秘書と思わしき緑の制服を着た女性と一緒に現れた。
アイドル事業部の今西部長と、総務部管理課の千川さんだ。
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