過去ログ - LiPPS「MEGALOUNIT」
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536:名無しNIPPER[saga]
2017/12/20(水) 21:33:09.74 ID:m6szqZZ10
「――風邪、引かないようにな」
「プロデューサーさんも、あんま夜更かししないようにね」
そう言って、あたしはプロデューサーさんに別れを告げ、部屋を出た。
537:名無しNIPPER[saga]
2017/12/20(水) 21:38:15.31 ID:m6szqZZ10
「いいえ、そういう意味じゃなくて」
「えっ?」
奏ちゃんは、目を開けて、あたしに顔を向けた。
538:名無しNIPPER[saga]
2017/12/20(水) 21:42:05.72 ID:m6szqZZ10
(♪)
うーん、風邪デリカ。
だいぶ寒くなったこの時期にあんだけ雨に降られたらそりゃそうだよねー。
539:名無しNIPPER[saga]
2017/12/20(水) 21:43:57.91 ID:m6szqZZ10
【11】
(♡)
それじゃあ。
540:名無しNIPPER[saga]
2017/12/20(水) 21:46:37.54 ID:m6szqZZ10
(★)
「どういうこと――!?」
しぃんと事務室が静まりかえった。
541:名無しNIPPER[saga]
2017/12/20(水) 21:48:50.36 ID:m6szqZZ10
「美嘉ちゃん――君の言うことはもっともだ。本当に、これは――僕達の力不足という他は無い」
ただ頭を下げるチーフに、アタシは声を荒げるだけだ。
「何にも悪いことしてないのに、噂が立っただけで切り捨てるの!?
無視すれば、堂々としてればいいじゃない! こんなっ!! こんな理不尽なこと――!!」
542:名無しNIPPER[saga]
2017/12/20(水) 21:50:32.29 ID:m6szqZZ10
『アイドル・アメイジング』まで、もう2ヶ月を切っている。
本当なら、とっくに新曲が決まっていて、それに向けた5人でのレッスンが本腰を入れて行われているはずだった。
でも今、レッスン室にいるのは3人だけ。
フレちゃんが復帰したとしても、アタシ達は4人だ。
543:名無しNIPPER[saga]
2017/12/20(水) 21:53:16.83 ID:m6szqZZ10
だから、アタシが――。
「美嘉ちゃん、しっかりな」
「トーゼンッ! じゃ、行ってくるね★」
544:名無しNIPPER[saga]
2017/12/20(水) 21:55:04.87 ID:m6szqZZ10
その日の収録が終わった後の事だった。
スタッフさん達に挨拶して、プロデューサーともハイタッチを交わして、楽屋に戻る。
さて、私服に着替えるかと、ロッカーを開けて中を漁って――。
545:名無しNIPPER[saga]
2017/12/20(水) 21:57:06.00 ID:m6szqZZ10
コンコン、とドアをノックする音がして、プロデューサーが外から声を掛けてきた。
「おーい、そろそろ準備できた?」
「あ、ううん! もうちょい待って、ごめんね」
546:名無しNIPPER[saga]
2017/12/20(水) 21:59:33.16 ID:m6szqZZ10
帰ってから奏ちゃんと周子ちゃんにも一応聞いてみると、二人も似たような事があったみたい。
周子ちゃんは、自分のラジオで嫌がらせとしか思えないハガキばかり来てたと憤慨していた。
奏ちゃんはグラビアのお仕事で、セクハラっぽい事をやたらと現場の人から言われたみたい。
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