過去ログ - LiPPS「MEGALOUNIT」
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552:名無しNIPPER[saga]
2017/12/20(水) 22:14:54.46 ID:m6szqZZ10
「えっ――」

 いきなり、アタシの横に立っていた187プロの子達が割って入ってきた。

「人から聞いた話なんですけどぉ?
以下略



553:名無しNIPPER[saga]
2017/12/20(水) 22:18:21.93 ID:m6szqZZ10
 ――美嘉。


 アタシの手を、奏ちゃんがキュッと掴み、小声で囁いた。

以下略



554:名無しNIPPER[saga]
2017/12/20(水) 22:21:06.35 ID:m6szqZZ10
「ほう、セクハラとは?」

 司会者の人が、興味津々といったカンジで質問を続けてきた。

「んー、まぁアタシの胸を触ってきたり?
以下略



555:名無しNIPPER[saga]
2017/12/20(水) 22:24:29.02 ID:m6szqZZ10
「やるやん、美嘉ちゃん」


 待ち合わせていたいつものファミレスに着くと、既に来ていた周子ちゃんとフレちゃんが手を振ってアタシ達を呼んだ。
 フレちゃんは、ずっと咳が取れなかったみたいだけど、ようやく快復したみたい。元気そうで本当に良かった。
以下略



556:名無しNIPPER[saga]
2017/12/20(水) 22:26:37.01 ID:m6szqZZ10
「差し当たり、『アイドル・アメイジング』本番までは続くと思っといた方がええんちゃう?
 一応、節目っちゃあ節目だし、それ以外にやめるきっかけも向こうさんとして無さそうだしさ」

 まるで他人事のように、周子ちゃんがスープを口にしながら答えた。
 チラッと見ると、早くも中身が空になろうとしている。
以下略



557:名無しNIPPER[saga]
2017/12/20(水) 22:28:29.42 ID:m6szqZZ10
「就活してんとちゃう?」
 周子ちゃんがスプーンを振りながらケラケラと笑う。

 なんか台無し――と思ったけど、確かに、あの人は今の仕事を辞めたいみたいな話を結構してた気がする。

以下略



558:名無しNIPPER[saga]
2017/12/20(水) 22:30:25.94 ID:m6szqZZ10
「明後日は――夕方からならアタシ、行けそう。奏ちゃんは?」
「私も問題無いわ」

「じゃあソレで☆ フンフンフフーン♪」

以下略



559:名無しNIPPER[saga]
2017/12/20(水) 22:32:44.24 ID:m6szqZZ10
 (■)

 久しぶりに、映画を一本借りてきた。

 不祥事のために芸能界を一時退いていた、かつて一世を風靡した男性アイドルの、久々の主演作。
以下略



560:名無しNIPPER[saga]
2017/12/20(水) 22:35:30.77 ID:m6szqZZ10
 ネットでのLIPPSの評価は、どうやら二極化されていた。

 最近降って沸いた、いわゆるアンチと呼ばれる勢力に、以前からのファンと見られる勢力がそれを押し返す。
 アンチはそれらを、信者とか社員とか呼んで煽る図式だ。

以下略



561:名無しNIPPER[saga]
2017/12/20(水) 22:37:14.17 ID:m6szqZZ10
 ただ、これは少し不思議な事なのだけれど――。

 ここ最近は、187プロからの嫌がらせはネットでの攻撃のみに留まっており、一緒の仕事場での面と向かった攻撃は鳴りを潜めている。

 どういうつもりなのかしら。
以下略



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