過去ログ - LiPPS「MEGALOUNIT」
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70:名無しNIPPER[sage]
2017/12/16(土) 12:38:54.26 ID:09H6DQz30
リップスとかいうトランプのジョーカー5枚集めたみたいなユニット
71:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:40:54.58 ID:sXivYPE/0
そういう時に限って、再会は思いのほか早く訪れるものね。
「あ、また会ったー! 今朝はケータイありがとー、鼻水大丈夫? ちゃんとお鼻チンした?」
72:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:42:42.15 ID:sXivYPE/0
「カナデちゃん歌すっごい上手ー! アレだっけ、毎朝腹筋してるんだっけ。ちょっとショウミーしるぶぷれー?」
「ちょ、な、何を――!」
「ワァォ、ぷにぷにー☆ 天使の耳たぶだねー、バナナで釘が打てるレベルだよー! 皆も触ろ触ろー♪」
73:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:44:06.02 ID:sXivYPE/0
「シューコちゃんシューコちゃん」
「なーに、フレちゃん?」
「呼んでみただけー♪」
74:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:45:26.64 ID:sXivYPE/0
フレデリカと付き合う中で、地味に困ったのが連絡手段。
彼女は携帯に頓着が無かった。
スマホユーザーでは無いどころか、唯一持っているガラケーをすぐに紛失するのだ。
75:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:47:48.49 ID:sXivYPE/0
「――よしっと、初期設定はこんなカンジかな★ 使い方は、フレちゃんならそのうちに慣れてくると思うよ」
「わぁい、やったーミカちゃん! あれ、ボタン無くない?」
不思議そうに手の中にあるスマホを眺める。
本当に初めてなのね。
76:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:52:44.06 ID:sXivYPE/0
迷惑そうに手を振るプロデューサーの元を離れ、思いついたかのようにロビーの中央へと走る。
そして彼女は天井を見上げ、スゥーッと深呼吸を始めた。
77:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:54:50.39 ID:sXivYPE/0
「まぁ――初めまして、宮本さん。一ノ瀬、志希です」
「一ノ瀬さん――とても、素敵な名前ですね」
「ありがとうございます。そういう、宮本さんも」
78:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:56:43.09 ID:sXivYPE/0
「しょ、初対面だよな?」
プロデューサーだけでなく、私達も開いた口が塞がらない。
「あ、シキちゃんラインやろーよライン! 知ってる、ライン?」
「おぉー、フレちゃんさてはスマホビギナーだね?」
79:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 13:00:19.15 ID:sXivYPE/0
「お、キミはなんて言うんだっけ? わっちゅあねーむ」
「えっ――速水奏よ。英語が堪能なのね、一ノ瀬さんは」
「志希ちゃんでいーよー。アッチでは英語だったからねー♪」
海外から来たばかりというのは、本当だったのね。
80:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 13:03:38.04 ID:sXivYPE/0
プロデューサーのデスクがあるという事務室には、彼の他に3人のプロデューサーがいた。
童顔で私よりも身長が低いコロコロとした人と、まるでヤクザのようにガラの悪い金髪の人。
そして――。
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