過去ログ - LiPPS「MEGALOUNIT」
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94:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 13:52:36.80 ID:sXivYPE/0
 サンプルが出来上がり、レッスンが本格化しても私達は相変わらずだった。

 私も、さすがに何度か注意しようと思ったけれど、この先に行われる“ジョーク”を思うと、余計な事はしない方が良い。


以下略



95:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 13:54:05.20 ID:sXivYPE/0
「またそういうの、するのか?」

 さすがに、プロデューサーにまで内緒にしておく訳にはいかない。
 想定している“ジョーク”の内容を話すと、彼は頭をクシャクシャと掻いた。

以下略



96:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 13:56:16.76 ID:sXivYPE/0
 メンバーが増えたため、当日会場へは前回より大きめの車に乗る事になった。


「うーん、美嘉ちゃん今日は少し気合い入ってるカンジかにゃー?」

以下略



97:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 13:58:05.68 ID:sXivYPE/0
 会場となるCDショップに着くと、駐車場から私達はスタッフ専用の通路を通り、控室に案内された。

 控室と言っても、テレビ局や劇場等にある楽屋のようなものではなく、お店の備品が雑多に保管された横に白机とパイプ椅子が並べられた簡素なもの。
 普段はスタッフの休憩室兼倉庫となっている部屋のようだった。

以下略



98:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 14:00:24.72 ID:sXivYPE/0
「いや、カメラは何台か来てるよ。一応、新曲の販促イベントだからね」
 プロデューサーが訂正する。まぁ、あえて言わなくても良かったと思うけど。

「どう転ぶか知らんが、責任は俺が取る。適当にな」

以下略



99:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 14:01:30.88 ID:sXivYPE/0
 会場の袖に向かうと、既に喧騒が聞こえてくる。
 どうやら、私達の想定以上に観客が来ているらしい。

「ンンー? 何だか賑やかだねー」

以下略



100:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 14:03:05.48 ID:sXivYPE/0
「にゃっはっは♪ あれれーひょっとして奏ちゃん緊張してるー?」

 ツンツンと、私の頬を指でつつく志希。
「どーやらすっごい人が集まってるみたいだけど、気楽に行こうよ。びーゆぁせるふ、けせらせら♪」

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101:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 14:06:07.42 ID:sXivYPE/0
「改めてご紹介しましょう、346プロが繰り出す大型新規ユニット『LIPPS』の方々でーす!」

 司会の女性が高らかに私達を紹介すると、先ほどまでの歓声がさらに大きく、会場を埋め尽くした。


以下略



102:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 14:09:10.92 ID:sXivYPE/0
「ふ、フレデリカちゃん! そういうの言っちゃ――!」
「それで、アタシは宮本フレデリカちゃんで、こちらはミカちゃんになりまーす☆」
「あっ、い、イェーイ! 今日も目一杯たのし――」
「アタシのケータイをヒデキっぽいカンジで暖めてくれてたんだよー☆」
「秀吉だっつーの!! それに暖めてないってば!」
以下略



103:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 14:10:03.86 ID:sXivYPE/0
 こんな子達に、ペースを振り回されてなるものか。

 そんな気概が私を奮い立たせ――!


以下略



104:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 14:11:43.18 ID:sXivYPE/0
 結果的には、大成功と言えたのだろう。


 346プロの新規ユニット『LIPPS』に、ヤバいヤツがいる――。

以下略



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