過去ログ - 【安価とコンマ】行き当たりばったり幻想郷生活十五日目
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◆z07gL4YySg
[saga]
2018/03/16(金) 23:32:29.58 ID:fAV1O69X0
空「……ふぁああ」
大きな欠伸をしながらボクは目を覚ました。
空「んー……」
最近髪が伸びてきたのか前髪がチクチクして痛い。後ろの髪も伸びてきたしそろそろ髪を切る時期なのかもしれない。
最近早苗や神奈子とかに背が伸びたって言われるし、これはボクが成長した証なのかもしれない。そう思うと少し嬉しくなる。
文「あややややっ!どうも清く正しい新聞記者、射命丸文です!おはようございます空さん!」
空「うひゃあっ!?だ、だぁーかぁーらぁー!いきなり突っ込んでくるのやめろぉ!」
ボクの目の前に現れた文はニヤニヤとこちらを見て笑っている。
文はボクが怒ってもなんかこう、反省してない気がする。むしろボクを見て馬鹿にしているような気までしてくる。
文「あやや、そんなに睨まないでくださいよ。照れちゃいますから」
空「…………べーっだ」
文「てて、そんなことよりも。今日は大事な話があってきたんですよ」
するといきなり文は真面目な表情になってボクを見てくる。なんか怪しい気もするけどこういう時の文はちゃんとしてるから安心できる。
文「今日はちょうど秋が終わり次の季節になる日、空さん知りませんでしたか?」
空「……あー、そっか。今日がその日かぁ」
思えば昨日、秋の神様二人が悲しい目でどこか遠くを見つめていたのを思い出した。多分それは秋が終わるのを悲しんでのことなんだと今理解した。
文「あれ、此処まで行ってもまだ分かりませんか?もしかして、四季も忘れちゃいましたか?」
空「わ、忘れるわけないだろ!春夏秋ふ…………ぅ?」
そこまで言ってボクは思い出した。そうか、今日がその日だったのか。
ハッとしたボクの顔を見て文は真面目な表情からまたニヤニヤとしたいつもの表情に戻ったけど、ボクは今文にこれでもかというくらい感謝している。
空「あ、ああああ、文!?もう冬!?」
文「はい、今日はもうバリバリの冬です。植物や動物たちは眠りにつく自然の休息期間……しかし、貴女にとってはむしろ活動期間なのかもしれませんね」
空「よ、よくわかんないこと言うなよ!」
文の言ってる言葉はよくわからないけど。冬ということはもう一年、あの戦った日から大体一年が経ったということ。
文「まあまあ、兎に角貴女の大事な人に挨拶しにいかなきゃいけないんじゃないですか?あの人ももう起きて待ってるかも――」
空「じゃあボク行くから!本当にありがとな!文!」
文が話してる途中で悪いけど、ボクは全速力であの場所に向かって走って行った。
文「はいはーい、それじゃあごゆっくりー……っと」
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