過去ログ - 【安価とコンマ】行き当たりばったり幻想郷生活十五日目
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991: ◆z07gL4YySg[saga]
2018/03/16(金) 23:33:05.36 ID:fAV1O69X0

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吐いた息が白くなる、どういう原理かはよくわからないけど寒くなると大体こうなる。

もう兎に角全速力で走り、急いでボクはあの場所に向かう。

空「はぁ、はぁ……つ、着いた」

こうして、ボクは目的地にたどり着いた。

空「…………」

あの人とのことは目を瞑ればまるで昨日のことのように思い出せる。

一緒にご飯を食べて、一緒にお話をして、一緒にごろんと横になって眠ったこともある。

あの時食べたご飯の美味しさも、その話で一緒に笑ったことも、眠った時にぎゅっと抱きしめてくれたことも。

それほどまでに。ボクにとって、八染空にとってあの人の存在は大切なものだ。

空「……あはは」

奥に進むと、何故か自然と笑みがこぼれる。

空「ボクね、この一年間ずーっと頑張ったんだよ!弾幕ごっこも頑張って練習したし、料理だって練習した。勉強もしたけど……ぜ、全然できなかったや」

語り掛けるように、ボクは優しく話す。

空「まだまだ大人になれたわけじゃないけど、でも……前より絶対成長できたはずだから!」

だから、だから――最後にこう言って、自分語りは終わりにしよう。


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